引っ越し見積もりを安くするコツ
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引越し業者を利用する際は、はじめに引越し会社から料金の見積もりをとる必要があります。ただし、引越しの経験が少ないと「見積もりって何するの?」「部屋の中も見られるの?」と全容が掴めず不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では引越しの見積もりで準備すべきことを解説していきます。スムーズかつ正確な見積もりをもらえるよう、ここで紹介するポイントを参考にしてください。
まずは、引越し見積もり前に準備しておかなければならないことをリストで紹介します。
多くの準備項目があるため、一つひとつ内容を確認して抜けがないように準備をしておきましょう。以下で、それぞれの項目を詳細に解説していきます。
引越し先である新居について、以下の情報を準備しておきましょう。
既に新居のオーナーからもらっている間取り図などがあるなら、提示すると打ち合わせがスムーズに進みやすくなります。
近所にどのような施設があるのか、玄関から家具を搬入できるか、エレベーターを使うことができるのかなど、部屋の内部以外の情報も整理しておくとさらに良いでしょう。
「いつ引越すのか」という日取りを決めておくことも大切です。引越し料金は時期や曜日によっても異なるため、引越し料金を安く抑えたいと考えるのであれば、安い時期や曜日を知っておくことも重要になります。
一般的には、3~4月が引越し業者の繁忙期とされており、この時期を避けた7月や8月、11月などが引越し料金を抑えやすいといわれています。また、曜日は土日祝よりも平日のほうが安くなる傾向にあり、曜日では火曜日~木曜日など週半ばがおすすめです。
引越しにあたって、どのくらいの荷物があるのか把握しておく必要もあります。引越し見積もりの際には、荷物の量から引越し業者がどのサイズのトラックを手配しなければならないのかなどをチェックします。
引越しで新居に運び入れる必要がある荷物を正しくカウントできていないと、当日になってから新たに運ぶ荷物が判明して、結果的に引越し料金が高くなってしまうおそれがあるので注意が必要です。
ピアノや美術品、自家用車などの特殊な荷物があるかどうかも、引越し見積もりの料金を大きく左右する要素のひとつです。通常の引越しプランで対応しきれないオプション適用の荷物がある場合は、引越し見積もりの際に忘れずに申告しましょう。
引越し準備の際に出た不用品を引き取ってもらうかどうかを決めておくことも、引越しをスムーズに進めるコツです。ごみなどの不用品を引越し業者側で引き取ってもらえるのかどうかも、併せて確認しておくことをおすすめします。
無償で引き取ってもらえる場合や有償となる場合のほか、値段がつきそうなものについては買取を行っている業者もあるので、どのような形を希望するのかをあらかじめ決めておくと良いでしょう。
引越し見積もりの前に、引越し業者に依頼する内容を決めておくと見積もり当日の流れもスムーズです。
引越し業者はさまざまなプランを用意しており、梱包は自分たちで行って荷物の運搬だけを依頼するプランや、梱包まで全て業者側に任せるプランなど、依頼人の状況に応じてプランを選択できます。
前述の内容が概ねまとまったら、実際にいつ訪問見積もりに来てもらうのかを決めていきます。訪問見積もりには通常30分~1時間程度かかるケースが多いといえますが、荷物の量や確認事項の内容などによっても多少前後するため、時間に余裕を持った日時を設定しておくことが大切です。
「部屋が汚くて訪問見積もりを依頼するのが心配」という人は、引越し予定日との兼ね合いを見ながら、訪問見積もりの前に片付ける日を確保することをおすすめします。
事前におおよその予算を決めておくことで、引越し業者に予算を伝えて範囲内に収まるプランを提示してもらうなどの選択肢が生まれます。
せっかく引越し見積もりをしてもらっても、あまりに予算とかけ離れた金額を提示されてしまうと依頼することができず、結果的にほかの業者を探さなければならなくなる場合もあります。予算を決めておけば、自分と業者の双方にとって効率的に引越し見積もりを行い、スムーズに契約にたどり着ける可能性が高まります。
続いて、訪問見積もり時に引越し業者へ確認しておきたいことも一覧で紹介します。
どれも重要な項目となるので、忘れずに確認するようにしましょう。
引越し準備を進めるにあたって、梱包用の段ボールをもらえるかどうかを確認しておきましょう。引越し業者側で梱包用の段ボールを用意してもらえる場合、一般的には枚数の上限などが定められているケースが多いです。
もし自分で段ボールを手配するのであれば、事前に購入したりホームセンターなどからもらってきたりする必要があるため、スムーズな準備のためにも確実に確認しておきたい事項です。
参考:引越し準備と荷造りのコツ
引越し後に段ボールを開梱した後、使用済みの段ボールを引き取ってもらえるかどうかも併せて確認しておきましょう。使用済みの段ボールは多くの引越し業者が回収サービスを行っていますが、なかには回収を行っていないケースもあります。
回収してもらえない場合はごみの日や資源回収の日を待つことになり、新居に大量の段ボールを長期間置いておかなければならない可能性も考慮する必要があります。
冷蔵庫や洗濯機などの家電を新居に運び入れた後、設置まで行ってもらえるのか、自分で対応しなければならないのかも確認しておくことが大切です。また、家電製品の配線を行ってもらえるかどうかも重要なポイントです。
対応してもらえない場合は、新居に荷物を運び入れた後に自分たちで対応しなければならない作業が増えるため、設置方法なども併せて確認しておくことが求められます。
高層階への引越しなどの場合は、搬入出作業の際にエレベーターを使用する必要があります。もしエレベーターを使用できない場合は、階段などから家具を運び入れる必要があり、引越し業者の段取りも変わってきます。
引越しにあたってエレベーターを使用できるかどうかは、新居の大家や管理会社などに事前に確認した上で、引越し業者に伝えておくことが大切です。
引越し見積もりに来てもらわなければならないと思っているものの、部屋が汚くて引越し業者を呼びたくないと考えている方も多いのではないでしょうか。そこで、部屋が汚いから訪問見積もりをしたくない場合の対処法をいくつかご紹介します。
もちろん、きちんと片付けるのが理想ですがどうしても片付ける時間が取れない方などは参考にしてみてください。
見られたくないものを、一時的に衣装ケースなどの収納やバスルームに入れておくという対処法があります。基本的に、引越し見積もりの際の収納は「中にものが収まっていること」を前提にして荷物の量を見積もるため、収納の中身を開けて確認することはありません。
また、バスルームにあるものを引越しで運搬する必要はないため、バスルーム内部を見積もりの際に確認する機会もありません。そのため、一時的な解決策ではありますが、収納やバスルームに見られたくないものを収めておく対策は有効です。
あらかじめ見られたくないものを一箇所に集めておいて、「この部屋は見ないで欲しい」と見積もりスタッフに申告するのも手段のひとつです。入らないで欲しいと言われた部屋にまで、スタッフが無理に入室することはありません。
自宅に引越し業者を呼ばずに見積もりを完了する、「訪問なし」の見積もりサービスを使うという方法もあります。訪問なしの場合は、WEB見積もりや電話見積もり、単身引越しパックなどを利用するのが一般的です。
自分で自宅にある荷物の量を申告しておおよその見積もり料金を算出することにはなりますが、自宅を見られずに料金を把握することができます。
引越し見積もりのために自宅を片付けるのは手間がかかりますが、できればきちんと片付けて訪問見積もりを行うことをおすすめします。
前述のように「この部屋は見ないで欲しい」と伝える形で訪問見積もりを進めると、その部屋の荷物の量を把握することができません。そのため、訪問見積もりの精度が下がり、荷物の量を多めに想定した引越し料金を提示される可能性があります。
また、訪問なしの見積もりサービスはさらに見積もりの精度が下がるため、大きなサイズのトラックを手配する想定で見積もりを提示されて、引越し料金が高くなりやすいといえます。
事前にきちんと片付けておき、引越しの際に運ばなければならない荷物をできるだけ正確に把握できている状態で見積もりを行うことが、引越し料金を安く抑えることにもつながります。
訪問見積もりの際は、できるだけ正確な荷物の量を把握するためにクローゼットや倉庫などの収納の中も見られることを想定しておきましょう。そのほか、屋外にある納屋などに荷物がある場合は、そちらもしっかりと業者へ伝えることが大切です。
ただし、前述のように衣装ケースなどの個々の引き出しの中身などまでは見られないため、見られたくないものはケースなどを活用し、業者に見えないようにしておくのがポイントです。
引越しの見積もり準備について、今回お伝えした内容は下記のとおりです。
今回紹介した内容を参考にしながら、引越し見積もりをスムーズに進め、できるだけ見積もり精度を高められるように工夫してみましょう。
これから引っ越し見積もりの依頼を考えている人は、ぜひ以下の記事も参考にしてみてくださいね。