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引越しでパスポートの住所変更は必要?変更する場合の方法も解説

更新日:2023/06/27

引越しでパスポートの住所変更は必要?変更する場合の方法も解説

引越しによって住所が変わったときに、所持しているパスポートの住所変更は行わなければならないのでしょうか。

必要なのであれば、どんな手続きを行わなければならないのか不安に感じている方も多いでしょう。

そこで今回は、引越しをしたときにパスポートの住所変更は必要なのか、変更する場合はどのように変更すればよいのかなどについて解説します。

パスポートの住所変更手続きが必要な場合

パスポートの住所変更手続きが必要な場合

引越しで住所が変わったとしても、基本的に特別な届け出を行う必要はありません。

単に住所が変わっただけの場合はパスポートの住所欄に手書きで二重線を引き、新しい住所を書き足すだけで引き続き使用できます。

ただし、氏名や本籍の都道府県が変わった場合、旧姓や外国の氏名を別名として併記または削除したい場合は各自治体のパスポートセンターでの手続きが必要です。

  • 氏名・性別が変わった場合
  • 結婚や養子縁組などで姓が変更になったり、裁判所の許可が下りて姓名や性別を変更したりした場合
  • 本籍の都道府県が変わった場合
  • 結婚などで本籍の都道府県が変わった場合。ただし、同一の都道府県内で本籍を変更する場合は不要
  • 旧姓を別名として併記または削除したい場合
  • 結婚して姓が変わった後など、旧姓を別名として併記するか削除したい場合

パスポートの住所変更手続きの方法

パスポートの住所変更手続きの方法

氏名や本籍の都道府県が変わった場合、「訂正新規申請」「記載事項変更申請」のどちらかを行う必要があります。

どちらの手続きでも、新しいパスポートの発行となるため、現在のパスポートは失効し、旅券番号も変わります。

どちらの手続きも、手続き方法や必要書類は同じですが、有効期限と手数料が変わります。

訂正新規申請 記載事項変更申請
有効期限 各都道府県のパスポートセンター
必要なもの
  • ・一般旅券発給申請書(窓口にあり)
  • ・戸籍抄本または戸籍謄本
  • ・写真(フチなし・縦45mm×横35mm)
  • ・今持っているパスポート
手続き場所 発行日から5年~10年 現在持っているパスポートの有効期限と同じ
手数料 10年旅券:16,000円
5年旅券:11,000円(12歳未満は6,000円)
6,000円

つまり、「訂正新規申請」は現在のパスポートを処分して新しいパスポートを作り直す手続きで、「記載事項変更申請」は現在のパスポートの内容を更新する手続きです。

どちらの手続きも、手続き方法や必要書類は同じです。

ただし、10年旅券は申請日に18歳以上の人のみ取得できます。

パスポートの住所・氏名変更に関するQ&A

パスポートの住所・氏名変更に関するQ&A

パスポートの住所・氏名変更を行うにあたって、住所欄が書ききれなくなった、すぐに氏名や本籍を変更できないなどの問題が生じる場合もあるでしょう。

住所欄が書ききれなくなったときは、基本的にそのままにして使い続けます。

しかし、氏名や本籍を変更しないままの場合、出入国時にトラブルが起こるなどのリスクがあるため、できるだけ早めに対応することが大切です。

住所欄が書ききれなくなったらどうしたらいい?

引越しで住所が変わったのみであれば、旧住所に手書きで二重線を引いて追記することが可能です。

ただし、住所欄が書ききれなくなったときは無理に書こうとせず、そのままにしておきましょう。

欄外や査証欄に新住所を書いたり、修正液を使って旧住所を消してから書き足したりするのもNGです。

氏名や本籍の変更をしないままだとどうなる?

氏名や本籍の変更を行わないままだと、出入国時にトラブルが起こったり、邦人保護が必要となったときにスムーズに手続きが進まなかったりするおそれがあります。

特に氏名変更はさまざま場面で影響するため、変更があった場合は速やかに切替・記載事項変更手続きを行いましょう。

期限切れのパスポートも手続きが必要?

期限切れのパスポートでは搭乗自体ができないため、記載事項変更を行うのではなく切替による新規発行手続きが必要です。

通常のパスポート発行と同様に、5年または10年用のパスポートを新規発行しましょう。

まとめ

  • 引越しで住所だけが変更になった場合は特別な手続きを行う必要はなく、住所欄に二重線を引いて新住所を手書きするだけでOK
  • 氏名や本籍の都道府県が変わった場合、旧姓や外国の氏名を別名として併記するか削除したい場合は各自治体のパスポートセンターで切替または記載事項変更を行う必要がある
  • 切替とはパスポートを新しく作り直すことであり、記載事項変更では記載内容の変更のみを行って有効期限はそのままになる
  • 切替と記載事項変更の主な違いは有効期限と手数料
  • パスポートの住所欄が書ききれなくなったときは、無理に変更せずそのままにしておく
  • 氏名や本籍の変更を行わずに放置すると出入国時にトラブルが起こったり、邦人保護が必要となったときにスムーズに手続きが進まなかったりするリスクがある
  • 期限切れのパスポートでは搭乗できないため、記載事項変更ではなく新規発行手続きが必要

引越しに伴う住所変更では基本的にパスポートの変更手続きを必要としませんが、氏名や本籍の変更などがあった場合は速やかにパスポートセンターで届け出を行わなければなりません。

必要書類と収入印紙の用意を忘れずに、変更が発生してからできるだけ早く切替や記載事項変更を行うことが大切です。