引越し前の手続き・準備のやることチェックリスト
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引越しが決まると、荷物の整理や梱包だけでなく、新居や旧居の掃除も行う必要があります。
しかし、「どこをどのように掃除すればいいの?」とお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、引越しにあたって新居や旧居でどのような部分を掃除すればよいのかについて詳しく解説します。
引越しをする前の住居は、クリーニングを入れたり新築であったりしても、実はホコリや汚れが溜まっていることが多いです。
賃貸や中古物件であれば、クリーニングでは取り切れない汚れが残っています。
新築でも、人が住み始めるまでにホコリが溜まってしまうことは珍しくありません。
そのため、引越し前に新居で掃除を済ませておき、キレイな状態で家具や家電の設置を行うことをおすすめします。
次項からは、新築や賃貸、旧居で行うべき掃除について詳しく解説します。
引越し先の新居が新築の場合でも、掃除はしなければなりません。
近年は建物の気密性が高まっており、室内が密閉されることでホコリが溜まりやすい空間になっているためです。
さらに、工事の際に業者が頻繁に出入りしたり資材を運び出したりするときにホコリが舞い上がって蓄積します。
そのため、入居したときにできるだけ丁寧に掃除を行い、キレイな状態で新生活をスタートさせることが大切です。
引越しで大型の家具や家電を搬入してしまうと大がかりな掃除は難しくなるため、入居前の隅々まで手が行き届く状態で掃除を行いましょう。
新居の掃除でやるべきこと
ここからは、それぞれ詳しく紹介していきます。
新居で掃除を始める前に、まずは窓を開けて換気しましょう。
換気を行うことで部屋の空気が入れ替わり、ホコリを外に追い出せます。
ただし、掃除機を使うときは窓を閉めなければ床のホコリが舞い上がって吸い込みにくくなるため、掃除機をかけ終わってから10~15分後に窓を開けるのがおすすめです。
キッチンやトイレ、浴室などの水回りはカビや水垢が付着していたり、排水溝が詰まっていたりする可能性があります。
台所はシンクの水垢をキレイにして、調理台のホコリも拭き取りましょう。
全体の汚れを落としたら、コンロ下・コンロ横・キッチン下の収納スペースに汚れ防止シートを使用しておくと新生活を始めてからの掃除が快適になります。
トイレはトイレ掃除用のウェットシートでホコリなどの汚れを拭き取りましょう。
掃除後は水を流して、排水に問題がないかどうかもチェックしておくと安心です。
浴室は、汚れていないようならシャワーで軽く流すだけでも問題ありません。
もし汚れが気になる箇所があるようなら、浴室用洗剤をつけた洗剤でこすり洗いします。
道具 | おすすめ商品 |
---|---|
雑巾 | レック 激落ちマイクロファイバーぞうきん |
汚れ防止シート | 東洋アルミエコープロダクツ キッチン壁用汚れ防止シート |
ウェットシート | 大王製紙 除菌できるアルコールタオルウイルス除去用本体80枚 |
浴室用洗剤 | 花王 バスマジックリン 泡立ちスプレー |
繁華街付近や1階に飲食店が入居している物件では、防虫対策を行っておくことをおすすめします。
また、梅雨の時期など湿度が高まるとカビが発生しやすくなるため、防カビ対策も重要です。
防虫対策なら、入居時に燻煙殺虫剤を使用すると手軽に害虫駆除を行えます。
ただし、火災が発生したと誤解を与えてしまわないよう、火災報知機にカバーをしたり近所に告知したりといった配慮が必要です。
防カビ対策には置き型の防カビ剤がおすすめです。
クローゼットや衣装ケースなど、湿度が高くカビが発生しやすい場所に設置しておきましょう。
使用する道具 | おすすめ商品 |
---|---|
燻煙殺虫剤 | レック バルサンワンタッチ煙タイプ 40g |
防カビ剤 | らくハピ お部屋の防カビ剤 カチッとおすだけ 無香料 |
新居の床にワックスがけをしておくと、入居してからも傷や汚れから長く床を守ることができます。
ただし、ワックスフリーやワックス禁止の床にはワックスを使用できないため、新居がワックスを使用できるかどうかは事前に確認しておきましょう。
ワックスをかけるときは、あらかじめ掃除機などで床のホコリを吸い込んでキレイにした状態で行います。
ワックスシートをフローリング用ワイパーに取り付けて、ワックスをかけたい部分に滑らせるようにかけると素早くワックスがけが完了します。
使用する道具 | おすすめ商品 |
---|---|
フローリングワックス | リンレイ オールワックスシート |
フローリング用ワイパー | アイリスオーヤマ フラットモップ |
掃除機 | Dyson V10 Fluffy SV12 FF |
ゴム手袋 | ショーワグローブ 【ハンドケア】 ナイスハンド さらっとタッチ |
賃貸の新居で行う掃除では、特に天井・壁の掃除をしっかりと行う必要があります。
クリーニングで掃除が行き届きにくい場所ですが、天井や壁が汚れていると、お部屋全体の印象が悪くなってしまうからです。
また、窓のサンや照明器具の上・裏などにもホコリが溜まっていることが多いので、掃除をしておくのがおすすめです。
賃貸の新居で行う掃除
以下で詳しく解説していきます。
新築と同様に、賃貸でも新居についたらまずは窓を開けて換気を行いましょう。
一般的には前の住人の退去後にハウスクリーニングが入っているケースが多いものの、入居から時間が経ってホコリが溜まっている場合があります。
換気をしてある程度部屋の空気が入れ替わり、ホコリを追い出してから本格的に掃除を始めることをおすすめします。
雑巾やモップなどで、天井や壁を拭き掃除します。
必要以上に強くこする必要はありませんが、家具の設置後は掃除が難しくなる箇所もあるため、最初のうちに丁寧に掃除しておくことが大切です。
家具を設置しておらず、荷物が運び込まれていない状態だと、天井などの高い場所に手が届きにくいこともあります。
掃除道具だけでなく、可能であれば踏み台や脚立なども持参すると便利です。
使用する道具 | おすすめ商品 |
---|---|
雑巾 | オカザキ タオル雑巾 |
モップ | 天井払いシュロ |
住居用洗剤 | 花王 マイペット |
踏み台 | ニトリ スタディ |
窓の掃除は、固く絞った布巾で全体を拭いた後に乾いた布で乾拭きします。
特に気になる汚れにはメラミンスポンジやガラスクリーナーなどを使う方法もありますが、賃貸の場合はハウスクリーニングが入っているため、通常はそれほど気になる汚れはないものと考えられます。
窓を拭くときは「コの字型」に布巾を動かしながら拭いていくのがポイントです。
使用する道具 | おすすめ商品 |
---|---|
メラミンスポンジ | ハンディスプレー メラミンスポンジ |
ガラスクリーナー | ガラスクリーナー |
照明器具を掃除するときは、照明のカバーや電球、電源アダプターなどを取り外して行います。
最初にハンディモップでカバー表面のホコリを落としてから、照明のカバー、電球、電源アダプターの順に取り外します。
電源アダプターは外れないものもあるため、難しいようであればそのままにしておきましょう。
照明のカバーはセスキ炭酸ソーダなどを含ませて固く絞った雑巾で拭き上げるとキレイになります。
掃除が終わった後は、取り外したときとは反対の手順で元の状態に取り付けます。
使用する道具 | おすすめ商品 |
---|---|
ハンディモップ | ウェーブハンディーワイパー |
セスキ炭酸ソーダ | セスキの激落ちくん 粉末タイプ |
浴室やキッチン、トイレなどの水回りをチェックして、気になる箇所があれば掃除しておきましょう。
浴室の脱水口やキッチンのシンクなど、クリーニングしきれていない部分を雑巾やスポンジ、ブラシなどを使ってキレイにしていきます。
使用する道具 | おすすめ商品 |
---|---|
トイレブラシ | レック KAKU トイレブラシ ケース付き |
浴室用洗剤 | ホームケア お風呂用 |
トイレ用洗剤 | 花王 トイレマジックリン |
キッチンクレンザー | ユニリーバ ジフ |
床の掃除はフローリングであれば掃除機やワイパー、雑巾などで床のホコリや汚れを落とします。
必要に応じてワックスがけなどを行うのもよいでしょう。
絨毯を敷いている場合は、掃除機をかけるか、粘着テープで細かいゴミを吸着するカーペットローラーを使用します。
使用する道具 | おすすめ商品 |
---|---|
お掃除ワイパー | 花王 クイックルワイパー |
カーペットローラー | ニトムズ コロコロスタンダード本体 |
繁華街付近や1階に飲食店が入居している物件のほか、夏の暑い時期などは、害虫が侵入してきやすい環境にあります。
害虫対策を行う際は、燻煙殺虫剤を使用すると手軽に害虫駆除を行えます。
ただし、火災警報器が反応する可能性があるため、事前にビニール等で覆って反応しないように対処しておくことが大切です。
また、煙が発生したときに火災と間違えられないように、事前に近所に周知しておくなどの対策が必要です。
引越し作業を行って旧居に何もない状態になったら、壁や床、畳、窓、水回りなど建物全体を掃除して、キレイな状態で貸主や管理会社に引き渡すことが大切です。
汚れがひどい状態で引き渡すと、クリーニング費用が高額になり返還される敷金が減額される可能性があるため注意が必要です。
旧居でやるべき掃除
手垢やホコリ、タバコのヤニ、カビなどが原因で汚れた壁は、固く絞った雑巾にキッチン用の中性洗剤を垂らして拭き上げる方法が効果的です。
壁を拭くときは上から下に向けて拭き、洗剤を含ませた雑巾でひと通り拭いた後は、水だけで固く絞った雑巾で同じようにもう一度水拭きしましょう。
最後に乾拭き用の乾いた布巾で濡れた壁を拭くと、汚れをキレイに落とせます。
使用する道具 | おすすめ商品 |
---|---|
キッチン用中性洗剤 | 花王 キュキュット |
床の掃除はフローリング用の洗剤やお掃除シート等を使用して、雑巾やワイパーで水拭きしましょう。
仕上げに乾拭き用の布巾でキレイに拭き上げます。
畳の掃除は掃除機や箒で畳の目に沿ってホコリを取り除き、乾いた雑巾やお掃除シートで畳の表面を優しく拭きます。
畳を水拭きすると傷んでしまうため、必ず乾いた道具を使用しましょう。
使用する道具 | おすすめ商品 |
---|---|
フローリング用洗剤 | リンレイ フローリングクリーナー |
お掃除シート | レック 激落ちくん セスキ |
ほうき | 山崎産業(Yamazaki Sangyo) ほうき ちりとり セット ホウキ&ちりとり |
窓の掃除は、固く絞った布巾で全体を拭いた後に乾いた布で乾拭きします。
特に気になる汚れにはメラミンスポンジやガラスクリーナー、セスキ炭酸ソーダなどを使う方法を使用すると汚れが落ちやすくなります。
窓を拭くときは「コの字型」に布巾を動かしながら拭いていくのがポイントです。
サッシの部分に汚れが溜まっていることも多いため、細かい部分までキレイに拭きましょう。
使用する道具 | おすすめ商品 |
---|---|
メラミンスポンジ | ハンディスプレー メラミンスポンジ |
ガラスクリーナー | ガラスクリーナー |
浴室やキッチン、トイレは長期の日常生活で汚れが目立ちやすい箇所なので、入念に掃除を行うことが大切です。
浴室は浴槽や脱水口などに汚れが溜まりやすいため、お風呂用スポンジなどで丁寧に汚れを落としていきます。
また、髪の毛などの詰まりを解消するための薬剤は便利ですが、浴室の素材によっては傷つけてしまうこともあるため使用の際は十分に注意しましょう。
キッチンはシンクの水垢やガスレンジ・レンジフードの油汚れなどを落としていきます。
頑固な汚れにはクレンザーなどを使いながら、念入りにこすると落ちやすくなります。
トイレは便器をトイレ用ブラシやトイレ用シートなどを使って掃除し、床や壁などもチェックしましょう。
新居の場合は、入居時に汚れ対策をしておかないことで家具を設置した後に汚れが溜まりやすくなり、掃除が面倒に感じられる可能性があります。
なるべく事前に掃除を済ませておき、入居後の掃除を楽にしましょう。
旧居の場合は、掃除を怠ると退去後のクリーニング費用が高額になり、退去費用が敷金だけではまかなえなくなるリスクがあります。
敷金だけでまかなえなくなると敷金が返還されないだけでなく、退去費用を追加請求される可能性もあるため、できるだけキレイな状態で引き渡すことをおすすめします。
引越しの掃除でやるべきことについてお伝えしてきました。
新築、賃貸を問わず、引越し時は必ず入居前に掃除を行うことが大切です。
同時に敷金をスムーズに変換してもらうためにも、旧居の掃除もできるだけ丁寧に行いましょう。