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新卒の引越しはいつまでにするべき?時期別のやることリストや費用も紹介

更新日:2023/06/27

新卒の引越しはいつまでにするべき?時期別のやることリストや費用も紹介

大学や専門学校・高校を卒業して就職をする「新卒」の中には、現在住んでいる場所と就職先が離れている人も多くいます。
就職先と住所が離れている場合、特に県を跨いでいる場合は、引越しを検討していることでしょう。

新卒の引越しは、できれば2月~3月上旬までにしておきましょう。
3月に入ると引越しの繁忙期が始まり、3月半ばから下旬にかけては、一年のうちで最も引っ越し費用が高くなる時期だからです。

学校の都合などで、どうしても3月以降にしか引越しができない場合は、5月のゴールデンウィーク以降に引越しをするのもおすすめです。

ここからは、新卒が引越しをするべきタイミングと、引越しまでにやっておくべきことについて、詳しく解説していきます。

新卒が引越しするべきタイミング

新卒が引越しするべきタイミング

新卒の入社時期の多くは4月1日ですが、少なくとも入社日の2週間前までには引越しを完了しておくと、荷解きや手続き、周辺環境の把握などを行うことができるため、ゆとりをもって新生活を送ることができます。

ただし、3月は進学や転勤といった理由で引越しをする人も多く、引越しの繁忙期に入ります。
特に3月半ば~末までは、1年で最も引越し料金が高い時期となり、長距離の引越しをする人にとってはかなりの出費になるでしょう。
また、引越ししたい人の急増により、引越し業者の対応枠が埋まってしまい、そもそも引越しができないという可能性も高まります。

そのため、できれば引越しは2月~3月上旬までに行うことをおすすめします。
学校の都合などで早めに引越しができない人でも、3月上旬に引越しできるとよいでしょう。

引越し時期と料金などのまとめ

  • 2月まで…引越し料金が安く、予約枠にはかなり余裕がある
  • 3月上旬…引越し料金はやや高いが、予約枠はまだ余裕がある業者もいる
  • 3月中旬…引越し料金が高くなり、予約枠も少なく、新生活の準備ができるギリギリの期間
  • 3月下旬…引越し料金が最も高く、予約も取りにくいうえ、新生活の準備も不足する可能性がある

2月までの引越し

2月までに引越しをすると、引越し料金は「通常期・閑散期」の価格で引越しをすることができます。
費用は引越しの距離にもよりますが、近距離なら2.8万円~3.6万円、遠距離でも4万円~7万円で引越しをすることが可能です。

ただし、早めに引越しをすればそのぶん家賃がかかることになるため、貯金の余裕や引越し業者の空き枠などを加味しながら決めるようにしましょう。

3月上旬の引越し

3月に入ると、引越し料金も少し上がります。 近距離なら3.3万円~4.7万円、遠距離だと5万円~11万円になります。

3月に入ると、支払う家賃も日割りになるため、出費を抑えることができます。

入社の1ヵ月前から荷解きや手続きなどを行うことができるため、かなり余裕を持って新生活を始められます。
空いた平日を使って、実際に職場までの通勤ルートを確認しておくと、入社当日に焦ることもなくなるのでおすすめです。

3月中旬の引越し

3月中旬になると、引越し料金もさらに上がります。 近距離は4万円~5.7万円、遠距離は7万円~15万円まで値上がりします。

家賃の日割り金額は、初旬に比べると安くなりますが、引越し料金が値上がりしてくるので、特に地方からの上京など遠距離引越しになる人は、もう少し前に引越しを済ませた方がお得といえます。

さらに、入社までの期間が約半月となってしまっているため、慌ただしい新生活となることも考えられます。

3月末の引越し

3月下旬になると、引越し料金はピークまで上昇します。
近距離でも5.4万円~7.5万円、遠距離になると9.7万円~20万円になることもあります。

日割りの家賃も数日となり、かなり少なくなりますが、引越し料金は3月中旬より1~5万円も値上がりしているので、引越し距離が長い人ほど費用がかさむことになります。

入社までの期間も数日しか残されていないため、荷造りしたダンボールが残っていたり、必要な手続きができていなかったりと、不便な生活のまま社会人生活がスタートすることとなります。

新卒の引越しでやることリスト

新卒の引越しでやることリスト

新卒の人に限らず、引越しをするときは引越し業者の手配から荷造り・荷解き、様々な手続きなどを行わなければなりません。
また、そもそもの話として引越し先となる家を確保する必要もあります。
そこで、新卒の人が4月の入社までに何をしなければならないのか、タイムスケジュールとやるべきことのリストを取り上げます。

入社2か月前

入社2か月前となる1月〜2月初め頃までにやっておきたいことは、以下の通りとなります。

  • 部屋探し、契約
  • 引越し業者への見積もり・発注
  • ライフラインの契約
  • インターネット環境の確保

3月は引っ越しシーズンとなるため、いい部屋は早い者勝ちとなります。
できるだけ条件のいい部屋に住むためには、早めに動く必要があります。

引越しの見積もりは、引っ越し先の部屋が決まったらすぐに行いましょう。
同じ3月初旬に引っ越すにしても、見積もり時期が早い方が、安く引っ越しができる可能性が高まるからです。

また、ライフラインやインターネットの申込みも、部屋が決まったらすぐに行いましょう。
特にガスの開栓やインターネットの取付工事の予約は、引っ越しシーズンは2ヵ月先しか取れない、ということも多いからです。
電気や水道は直前でも受け付けてもらえることが多いですが、だからといって後回しにせず、まとめて行うことで、やり忘れを防ぐことができます。

入社1.5か月前

入社1.5か月前となる2月中旬〜下旬には、引越しの準備を始めておきましょう。

  • 荷造り
  • 家具家電の用意・購入

荷造りが当日までに終わっていないと追加費用がかかったり、引越しができなくなったりと、トラブルになることが多いです。
そのため、確実に荷造りを終えられるよう、引越しの1ヵ月~2週間前からコツコツ始めておきましょう。

入社1か月前

入社1か月前となる2月〜3月初旬には、いよいよ引越しです。

  • 引越し
  • 近隣への挨拶
  • 自転車の防犯登録の住所変更など
  • スーツやバッグといったビジネスで必要なものの用意・購入

引越しをするときは、新居周辺に住む人への挨拶を引越し直後に行っておくと、それ以降のご近所付き合いがスムーズに進むはずです。
自転車がある場合は防犯登録を行わないと、万が一、盗難・紛失のときに取り戻せる可能性が低くなります。
また、スーツ、バッグのほかビジネス用の靴、名刺入れなど、社会人生活で必要なものも買い揃えましょう。

入社2週間前

引越しを終えてから入社前日までは、面倒な荷解きや手続きは全て終えておきましょう。

  • 荷解き
  • 転出入届や各種住所変更手続き

入社後は、慣れない仕事などで心身が疲弊し、休日でも荷解きをする余裕は少なくなります。
そのため、荷解きは入社前に荷解きを終えておくようにしましょう。

また、入社後は役所での手続きができなくなってしまいます。
手続きの中には、しないままでいると罰金が科せられるものもあるので、入社前に確実に終えるようにしましょう。
引越しの手続きは「引越し前の手続き・準備のやることチェックリスト」で詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

入社前日

入社前日には、ゆっくり身体を休めて、社会人生活に備えておきましょう。
また、入社予定の会社から資料などをもらっている場合は、前日までに読んでおくのもよいでしょう。

入社日に必要な荷物を用意し、当日着ていくスーツやシャツにアイロンをかけて準備しておくと、当日にバタバタせずに済みます。

新卒の引越しにかかる費用

新卒の引越しにかかる費用

新卒入社の人が引越しをするためにやるべきことがわかったところで、次に気になるのが「費用」ではないでしょうか。
近距離の場合の引越し料金、新居の費用、家具家電の購入費用を合わせると、おおよそ40万円前後が必要となります。
細かく見ていきましょう。

引越し費用

上記でも紹介しましたが、改めて3月の引っ越し費用をまとめました。 自分の引越し距離の費用を確認し、ぜひ参考にしてみてください。

3月上旬の費用 3月中旬の費用 3月下旬の費用
~15km未満
(同市区町村程度)
33,000円~37,000円 40,000円~50,000円 54,000円~60,000円
~50km未満
(都道府県程度)
44,000円~47,000円 51,000円~57,000円 65,000円~75,000円
~200km未満
(同一地方程度)
54,000円~64,000円 70,000円~86,000円 97,000円~120,000円
~500km未満
(近隣地方程度)
75,000~90,000円 80,000円~112,000円 約156,000円
500km以上
(遠距離地方程度)
86,000円~110,000円 95,000円~150,000円 157,000円~195,000円

※参照:3月の引っ越し費用の相場と見積もり料金を安くする方法
※2022年9月現在の情報です。

3月の下旬と上旬を比べると、その料金は半分になることがわかります。
さらに、予約をするタイミングを早くすれば、直前に予約をするよりも見積もり料金は安くなることが多いです。

お得に引越しをするためには、できるだけ早く準備をすることが大切です。

新居にかかる費用

では、新居にかかる家賃、敷金、礼金などといった費用はどのくらいかかるのでしょうか?
アットホーム株式会社が実施した「1〜3年目社会人に聞く『新社会人住み替え資金事情』調査」によると、次のような平均値が算出されています。

初期費用の項目 平均金額
家賃 57,000円
敷金 43,000円
礼金 32,000円
仲介手数料 40,000円
合計 172,000円

つまり、新居の初期費用の平均は172,000円となります。

また、新生活で揃えておきたい家具・家電を購入したときの費用は以下の通りです。

一人暮らしに必要な家具・家電 目安の金額
テレビ 23,000円
冷蔵庫 35,000円
ベッド(布団などの寝具を含む) 40,000円
洗濯機 33,000円
炊飯器 8,000円
電子レンジ 7,000円
テーブル 8,000円
アイロン 3,500円
合計 157,500円

以上の合計は157,500円です。
よって、引越し費用以外に必要となる費用の相場は、329,500円となります。

新卒での引越し費用は会社が負担してくれるのか

以上の費用をできるだけ軽減したいと思う人は少なくないことでしょう。
では、新卒入社の場合、入社に伴う引越し費用を会社が負担してくれるのでしょうか?
これは、会社の就業規則と個々の社員の事情によって大きく異なり、一概に負担されるともされないともいえません。
就職先の総務・人事といった部署に、自分のケースでは引越し費用が負担されるのかを問い合わせると良いでしょう。
ただ、就業規則上は会社負担の規定があっても、実家や旧居を離れなくても通勤が可能と判断されると、費用が支給されないこともあります。

まとめ

新卒入社で引越しをする人は、以下のことを覚えておきましょう。

  • 引越しはできれば3月初旬、遅くとも3月中旬までに終える
  • 入社2か月前には、引越しの準備を始める
  • 入社前日までには荷解きなど引越しに関する作業を終える
  • 新卒での引越しにかかる費用は最低40万円前後〜
  • 引越し費用を会社が負担してくれるかは、担当部署に聞く

不安も多い新社会人としての生活ですが、そんな不安を少しでも減らすため、引越しの準備と後の作業は抜かりなく行えると良いですね。
そうすれば、新生活がスムーズにスタートできるはずです。