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荷造りや役所の手続きなど、引越しで行わなければならない作業はたくさんありますが、その中でも特に大切なのが「引越し業者への見積もり依頼」です。
引っ越し見積もりは運搬料金を決めるにあたってほとんどの依頼者が通る行程ですし、依頼条件によっては必須になります。
では、見積もりはいつ依頼すれば良いのでしょうか?グズグズしていたら引越しに間に合わなくなるかもしれません。
本記事では、見積もりを依頼するにあたって最も適切なタイミングについて解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
引越しは人によっては頻繁にするものではないため、見積もりをいつごろ申し込みすれば良いのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
そこで、まずは引越しをとるタイミングについて尋ねたアンケート調査の結果を見てみましょう。
<引越しの際に見積もりを依頼した時期はいつでしたか?>
アンケートの結果、引越し業者へ見積もりを依頼した時期で最も多かったのは1か月~2か月前という回答で、全体の35%でした。
続いて、15日(半月前)~1か月前という回答が30%、2か月以上前と答えた人が全体の22%です。
この結果から察するに、大半の人が遅くとも引越し希望日の2週間前までには見積もり依頼を完了させている様子です。
そのため、見積もりをいつ依頼すべきか迷っている場合は、引越し希望日まで1か月前後の時期を目安にすれば良いでしょう。
なお、「単身者」と「家族」によって、見積もりをしているタイミングは多少異なります。
荷物が少ない単身者は引越しの数日前~1週間前、といった喫緊の時期に依頼をしているケースも多く、反対に荷物が多くなりがちな家族世帯は余裕をもって、数か月前から引越し会社と打ち合わせをする場合もあるようです。
引越し業者への予約は、一般的に引越し希望日の3ヶ月前からできるケースが多いです。
お見積りはお引越の3カ月前ごろから承っております。余裕をもって引越しいただくことを考えると1カ月~2週間前頃までにはご依頼されることをおすすめします。
前述のようにアンケート調査では引越し日の1ヶ月前頃から予約を始める人が多い結果となっていますが、実際にはもっと早い段階から予約することは可能です。
引越し業者への依頼を忘れてしまいそうな人は早めに予約しておくのがおすすめです。
なお、「引越し侍の予約サービス」を使うと、引越し内容を入力するだけで複数業者の料金やサービスをWebで比較でき、そのまま予約することも可能です。
「相見積もりと合わせて希望日の予約まで済ませてしまいたい」という人は、このサービスを活用するのが最適です。
基本的には引越し日の1ヶ月前を目安に、引越し業者へ見積もり依頼を進めるのが安心です。
しかし、引越し業者によってはトラックさえ空いていれば、ギリギリの日程であっても見積もりや作業依頼ができる場合もあります。
ただし、即日や前日申し込みの引越しに対応できるのは「地域密着型の引越し業者」が基本です。
大手の引越し業者は依頼が多いため急な対応が難しい場合が多く、受け付けてもらえる可能性も低いからです。
ギリギリになってから依頼するのではなく、余裕を持った日程で見積もりをしてスケジュールを組むのが大切です。
引越し見積もりのタイミングが遅れると、どのような問題が起きるのでしょうか。
見積もり依頼が遅延してしまった場合の4つのリスクについて紹介します。
余裕を持った見積もり依頼をしておかないと、荷造りや梱包にかかる時間を捻出できなくなる可能性があります。
平均的に、荷造りには1週間~10日程度の期間が必要になるケースが多いです。
単身では5日、家族では8日ほどが荷造りにかかる平均的な日数であるため、自分にはどのくらいの期間が必要なのかを逆算して見積もり依頼をしましょう。
また、引越しにあたってインターネットの引越し手続きや粗大ごみの処分手続き、火災保険の住所変更手続きなども行わなければならないため、見積もり依頼が遅れるとこれらのスケジュールが総崩れしてしまうリスクがあります。
バタバタ準備をしていると不測の事態も起きやすいため、余裕をもって準備にとりかかることが大切です。
引越し業者はトラックの枠が空いている日程の料金を安く設けているケースが多く、早いタイミングで見積もり依頼できれば、料金が安い日を選んで引越し日を決めることができます。
しかし、引越し希望日ギリギリだとお得な日が空いておらず、割高な引越し費用を支払わなければならなくなるリスクがあります。
引越し業者が安売りしている日程では、おおむね料金の20~30%がディスカウントされるケースが多いため、費用を抑えるには安い日を狙うのがおすすめです。
なるべく料金が安い日を押さえるためにも、早めに見積もり依頼を出すようにしましょう。
引越し業者の作業日は、人気の高い日や時間帯から順番に埋まっていくのが特徴的です。
そのため、見積もり依頼が遅れると、そもそも希望日に引越しができないかもしれない、という重大なリスクがあります。
業者が押さえられない場合は引越しできないだけでなく、例えば賃貸物件の明け渡しもできない、といった二次的な問題も生じます。
日取りにこだわりがない方であれば日付をずらすことで対応できますが、「絶対にこの希望日に引越しする必要がある」という方は、確実に引越し業者の作業枠を押さえておくことが大切です。
見積もり依頼があまりにギリギリだと、引越し業者による訪問見積もりを行うためのスケジュールを確保できなくなるため、当日になるまで正確な荷物量が把握できません。
そのため、あらかじめ多めに見積もりした概算料金で引越し作業が実施されることになり、引越し費用が高騰するリスクがあります。
逆に、訪問見積もりができていれば、正確な荷物の量に基づいて料金が判断されるため、概算料金よりも引越し費用を下げられる可能性もあります。
参考:訪問見積もりとは?当日の流れや業者に来てもらう際の注意点を解説
なお、家族世帯は基本的に荷物量が多く、作業の請け負いに際して訪問見積もりを必須としている業者も多いです。
前項でも記載のとおり、そもそも引越しの依頼ができなくなるかもしれないので要注意です。
もし、引越し業者が決まらないまま希望日が近づいてきてしまった場合、どのように対処すれば良いのでしょうか。
ここでは、見積もり依頼が遅くなった人がとるべき対処方法を紹介していきます。
なかなか引越し業者が見つからないときは、焦らずに「一括見積もり」を使って対応できる業者を探してみましょう。
なるべく多く作業対応できる業者を探すなら、最大10社の業者に一括見積もりができる当「引越し価格ガイド」がおすすめです。
「引越し価格ガイド」の一括見積もりサービスなら、希望日の2日前まで見積もり依頼が可能です。
引越しまでに時間がなかったり、どうしても業者を見つけられなかったりした方であっても業者を探せる可能性が高まります。
引越し業者の手配ができなかった場合は、自力でレンタカーを使って荷物を輸送する方法もあります。
ただし、荷物が多い場合は何度も往復しなければならなかったり、重たい家財は一人で搬入出が難しかったり…といった難しい点も多いです。
労力と時間がかかりやすい方法でなので、最終手段として考えておくと良いでしょう。
引越し業者を使えなかった場合に、宅急便や宅配便で新居へ荷物を送るという方法もあります。
宅急便や宅配便ならある程度荷物が多かったとしても、比較的スピーディーに新居へ荷物を送れます。
ただし、伝票を自分で用意する必要がある点や、引越し当日すぐに荷物を受け取ることができないという点には注意が必要です。
すぐに退去しなければならないにもかかわらず荷物を運びきれない場合は、運べなかった荷物の一時退避のためにトランクルームや一時預かりサービスを使う方法もあります。
利用料金を支払わなければならないというデメリットはありますが、自分のタイミングで荷物を受け取りに行けるため、一度に運ぶのが難しい場合でも少しずつ荷物を新居へ移すことが可能になります。
引越しの見積もり依頼は、引越し希望日の1ヶ月前までを目途に行うようにしましょう。
特に、家族世帯は荷物量が多いので、早め早めの依頼を心がけるようにするのが大切です。
多くの引越し業者は3ヶ月前から見積もり依頼を出すことができるため、ギリギリになってしまいそうな場合は早めに依頼しておくと良いでしょう。
ギリギリの依頼は準備期間の不足や、引越し業者を押さえることが難しくなるリスクがあります。
もし、見積もり依頼が遅れてしまった場合は、一括見積もりサービスなどを活用してなるべく多くの業者に掛け合ってみてください。