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進学や就職・転職など、様々なタイミングで引越しを考えるタイミングがやってきます。
そんな引越しには、料金相場が「高い時期」と「安い時期」があることを知っていますか?
この記事では、どの時期に引越しをすれば引越し料金を安くできるのかについて解説します。
また、反対に料金が高騰してしまう季節も解説しているので、引越し時期を検討する際に参考にしてください。
目次
以下は、当サイト利用者のアンケートから集計した「引越し月別の料金相場」です。
時期 | 単身 | 家族 |
---|---|---|
1月 | 平均 68,095円 | 平均 96,643円 |
2月 | 平均 67,954円 | 平均 96,380円 |
3月 | 平均 110,134円 | 平均 174,907円 |
4月 | 平均 85,091円 | 平均 122,272円 |
5月 | 平均 60,092円 | 平均 99,357円 |
6月 | 平均 57,234円 | 平均 94,141円 |
7月 | 平均 64,138円 | 平均 92,245円 |
8月 | 平均 60,138円 | 平均 97,844円 |
9月 | 平均 61,689円 | 平均 95,688円 |
10月 | 平均 61,581円 | 平均 86,391円 |
11月 | 平均 64,156円 | 平均 95,986円 |
12月 | 平均 62,111円 | 平均 95,492円 |
※目安金額は当社サービスの過去の利用ユーザーの口コミを元に相場の算出をおこなっております
引越しの料金は依頼者の各種条件によって上下するため、参考値とお考え下さい
このように、引越しする時期ごとに相場料金は数千円~数万円の変動をします。これは、引越しの依頼が集中する時期とそうでは無い時期があるからです。
上記の表を元に、引越し料金が安い時期と高い時期を把握していきましょう。
1年間の中で、引越し料金が特に「高い」と時期は3月と4月です。
これらの時期は進学や就職、あるいは企業の人事異動などが重なるシーズンであるため、引越し業界にとっては繁忙期となり、引越し費用も高額になります。
特に、3月末~4月上旬のタイミングは「最繁忙期」とも呼ばれ、毎年、国土交通省が「分散引越し」を勧めるなどの対策もとられるほどです。
例年、引越事業においては、3月から4月にかけて依頼が集中しているため、国土交通省では、引越時期の分散に向けて昨年から経済団体等を通じて利用者の方々に呼びかけを行っているところです。
(中略)
引越時期の分散にご協力いただいた結果、一定程度引越時期の分散が進んでいるところですが、依然として3月・4月に依頼が集中しています。つきましては、本年の引越におかれましても、ピーク時期の引越を避けるなどのご協力・ご検討をお願い致します。
これらの時期に引越しをすると、平均的に、閑散期の1.5倍~2倍以上の引越し料金がかかることもしばしばです。
進学や就職、人事異動などを理由に引越しする場合は3月と4月を避けることは難しいかもしれませんが、日取りをある程度調整できる方やこだわる必要がない方は、3月と4月を避けることで引越し費用を下げられる可能性が高くなります。
また、最繁忙期には引越し業者が値引き交渉に応じてくれない可能性も高まるので、料金交渉を考えている人にとっても避けたほうが良い時期であると言えるでしょう。
先ほどの表データを見てみると、単身者は6月、家族なら10月が引越し料金の平均金額が安くなる傾向にあります。
これは前述のように引越し料金が3月・4月に高くなる理由が進学や就職、人事異動であることにもつながりますが、初夏以降は引越し需要が低いため料金も下がりやすいからです。
引越しの需要が低い時期を「閑散期」や「通常期」などと呼んだりしますが、この時期であれば単身・家族問わず、それほど月ごとに金額の差は無く安価に引越しできると言えそうです。特に費用を気にかける人は、最も安くなる月を狙ってみるのも良いでしょう。
1年の中で、引越し費用が高くなるタイミングと安くなるタイミングについてお伝えしてきました。
以上を踏まえて、さらに細かく引越しが安くなるタイミングについて、その条件を紹介します。
上記のように、引越し費用が安くなるタイミングは様々です。
複数の項目に当てはまるほど引越し料金が低く抑えられる可能性があるので、ぜひ検討してみてください。
平日の引越し料金は、土日祝に比べると安価に抑えられることが多いです。
一般的に、引越しは多くの人が休日である土曜日や日曜日、祝日に集中する傾向にあります。
そのため、依頼が多いこれらの土日・祝日を希望日に設定すると代金は高くなりやすいので、なるべく平日を選ぶことが節約につながります。
当サイトが集計したデータでは、平日の中でも特に火・水・木曜日の引越し希望が少ない傾向にあります。
火・水・木曜日は週中にあたり、仕事をしている人にとっては引越しのスケジュールを確保しにくい日程であるため、人気が低いようです。
繰り返しになりますが、依頼者が少ない曜日のほうが引越し業者が融通を利かしやすいので、安価に引越しできる可能性が高いと言えるでしょう。
逆に、最も希望日として多かったのが土曜日でした。
そのため、最悪、土曜日を避けるという選択を取るのも、費用を安くするうえでは有効になりそうです。
すべての業者に当てはまるわけではありませんが、仏滅や赤口など、六曜の中で縁起が良くないとされている日は引越し費用も安くなりやすいです。
人によってはゲン担ぎで仏滅や赤口を避け、大安に引越し日を設定したいと考える人も多いため、縁起が悪いとされている日にトラックの空きが集中しやすくなります。
参考:引越しのお日柄について
3連休や4連休の最終日に引越し日を設定するのもおすすめです。
一般的に、3連休の初日と2日目は依頼者が引越し作業のための時間を確保しやすいため、特に荷物が多い家族引越しが集中しやすいタイミングです。
しかし、連休の最終日になると一気に依頼者が減るため、料金が安くなる傾向にあります。
これは土日祝と同様に、翌日が学校や仕事の可能性が高い連休の最終日に引越しをする人は少ないためです。
また、「休日→平日→休日」のような飛び石連休の場合も、通常の3連休と同じように最終日が狙い目です。
飛び石連休であっても、中日を有給休暇の取得で休みにする人が多く、結果的に引越しは初日と2日目に集中する傾向があるからです。
1ヶ月の中で見ると、上旬~中旬が比較的に引越しの依頼が集中しづらいです。
これは、賃貸物件の解約時期は下旬が多く、月末解約に合わせて引越しを検討する人が多いことから、この時期に引越し業者への依頼が増えるためです。
上旬~中旬であれば引越し業者のスケジュールも下旬や上旬に比べると落ち着いている可能性が高いため、引越し費用も下がりやすいといえます。
ただし、中旬の引越しを選ぶ場合、引越し先が賃貸物件であれば「二重家賃」が発生しかねない点には注意が必要です。
旧居の解約時期が月末に設定されているケースでは、引越し日から旧居の退去日までの家賃を、新居のものと二重で支払う必要が出てきます。
引越し料金を安く抑えられても、二重家賃の分でトータルでは損をする可能性もあるため、事前にどの時期が良いのかを十分に検討することが大切です。
また、月初にゴールデンウィークがある5月の場合は連休需要で引越し依頼が増加するので、本ケースに当てはまらないため要注意です。
引越し業者によっては、「安くなる日カレンダー」を公開している場合があります。
業者ごとに「特売日」を設けているケースもあるため、いつ引越しすれば安いのかを簡単に把握することができます。
実際に、各社の料金カレンダーを見てみましょう。
■引っ越しお得日カレンダー | アーク引越センター
出典:引っ越しお得日カレンダー|引越しの見積もりなら0003の[アーク引越センター]ちゃんとしたお引っ越し
アーク引越センターでは「引越しお得日カレンダー」という名称で、どの日に引越しするとお得になるのかを紹介しています。
引越し料金の最大割引率は30%となっており、月・火・水曜日に30%が適用されるケースが多いようですが、中には木曜日や金曜日が対象になっていることもあります。
■お得な引越しカレンダー | サカイ引越センター
出典:お得な引越しカレンダー – 便利アイテム|【公式】サカイ引越センター 引越しの見積もりは引越しのサカイへ
サカイ引越センターでは「お得な引越しカレンダー」という名称でお得な引越し日を紹介しています。
具体的な割引率が明記されているわけではなく、各月ごとに「赤字覚悟」「勉強しまっせ!」「通常」の3パターンのうち、どれが当てはまるのかをカレンダー形式で一覧にして把握できます(詳細な金額は要見積もり)。
■お引越しお得日(関東首都圏版) | LIVE引越サービス
出典:LIVE引越サービス<公式> 単身、ご家族のお引越しから事務所移転まで
リブ引越サービスでは「お引越しお得日(関東首都圏版)」を公開しています。
直近3ヶ月分のお得な引越し日が一覧で紹介されており、お得になる日には「お得日」という記載があります。
上記のアーク引越センターを例にとると、平日については10~30%の値引き率となっています。
ただし、土日であっても日を選ぶと10%割引が適用される場合もあります。
この例から、他社でも概ね10~30%の範囲で値引きされるケースが多いといえるでしょう。
とはいえ、詳細については個別に見積もりをとり、金額を確認する必要があります。
もちろん、これらのお得なカレンダーのように引越し会社から提示された見積もりで依頼するのではなく、前述の「引越しが安くなるタイミングを一挙紹介」でご紹介した日に該当していれば、値引き交渉の余地は十分にあるといえます。
引越し料金を安くするのであれば、新居の費用も安くしたいところです。
家賃についても、引越しシーズンと同様に3~4月の繁忙期は値引き交渉が難しい傾向にありますが、4月中旬以降の需要が落ち着き始めた頃からは比較的値引き交渉がしやすくなり始めるといわれています。
特に6~8月は引越し需要が落ち着いてオフシーズンに突入するため、この期間に引越す場合は値引き交渉を検討してみると良い結果が出る可能性が高まります。
引越し料金が安くなる時期は、3・4月の需要が落ち着いて人の流れが少なくなる初夏以降がおすすめです。
また、土日祝よりも平日に引越しをしたほうが安く、場合によっては六曜なども考慮すると良いでしょう。
引越し業者は安くなる日カレンダーを公開している可能性があるため、これらを参照するとどの日が引越し費用を抑えやすい日なのかを把握するのに役立ちます。
とはいえカレンダーがすべてではなく、今回ご紹介したポイントを押さえて交渉することで安価に引越しできる可能性はあるため、ぜひ引越し業者に詳細を確認してみることをおすすめします。
また、引越し時期をずらす以外にも、費用を安く抑える方法は「引越し見積もりや費用を安くする7つの裏ワザ」で紹介しているので、こちらも参考にしてみてくださいね。