引越し前の手続き・準備のやることチェックリスト
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引越しが決まるとさまざまな準備を行う必要がありますが、具体的に何をすればよいのかわからないという人もいらっしゃるのではないでしょうか。
引越し前にやることは、大きく分けて5つです。
引越しをスムーズに完了するには、こうした「やること」を、引っ越しまでのスケジュールに合わせて効率よく行っていくことが対捏です。
そこで今回は、引越し前にやることを「引越し決定後」「2週間前」「1週間前」「前日」「当日」にわけて詳しく紹介します。
転勤や通学に伴う引越しが決まったらまずやることとして、次の3つが挙げられます。
賃貸住宅に住んでいる人は、引越しが決まったタイミングで現在住んでいる物件をいつ退去するのかを決める必要があります。
一般的には退去日の1か月前までに管理会社や貸主に通知するよう取り決められているケースが多いものの、契約内容によって異なるため、事前に契約書を確認する必要があります。
退去日や引越し日に関しては
「退去日と引越し日は同じ日でいい?賃貸の入退去日と引越し日の決め方」で詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
引越しが決まり、退去日も決定したら、賃貸住宅の解約手続きを行います。
管理会社や貸主に通知して指示を仰ぎ、必要書類の記入・提出などを行いましょう。
また、駐車場を借りている場合は駐車場の解約手続きも忘れずに済ませる必要があります。
退去の準備と並行して、引越し業者への相見積もり・一括見積もりの取得も進めていきます。
自分の希望に合ったサービスを提供している引越し業者と少しでも安く契約するためには、複数の業者に相見積もりを取って比較・検討することが大切です。
複数業者に一件ずつ見積もり依頼をするのは時間も手間もかかるので、
一括見積もりサービスなどを利用するのがおすすめです。
数十~数百の引越し業者の見積もりをまとめて取得できるので、時間をかけずに安い業者を探し出せます。
引越しの2週間前になると、引越し業者も決まってダンボールを受け取り、引越しへの準備を本格的に始める時期です。
引越し2週間前までにやっておきたい準備は、下記のとおりです。
相見積もりや一括見積もりを取った引越し業者のなかから、自分の状況や予算に合った引越し業者を決定して契約します。
繁忙期などはすぐにトラックが埋まってしまうこともあるため、2週間前ぎりぎりに決めるのではなく、
引越しが決まったらできるだけ早い段階で引越し業者を決定するのが理想的です。
新居の住所が決まったら、固定電話や携帯電話、インターネットなどの住所変更手続きを行いましょう。
ウェブや電話で手続きを進めるのが一般的で、引越し前の住所と引越し先の住所や名前・電話番号などの個人情報を登録していきます。
事前に手続きを済ませておくことで新居に引越してからもスムーズに電話やインターネットを利用し始められます。
固定電話の引越し手続きは
「固定電話を引越しするためのNTTの手続き方法」で紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
不動産業者などを通じて新居の間取り図を入手し、家具・家電のレイアウトも決めておくと、引越し当日の搬入作業がスムーズです。
レイアウトを決めずに引越し当日を迎えると、とりあえず新居に荷物を運び入れることになってしまい、引越し後にレイアウトを整えるため負担が大きくなります。
また、レイアウトを決めていくなかで買い替えたり処分したりしなければならない家具・家電が明らかになるため、この後の引越し準備も円滑になります。
引越しの1週間前までには手続き関係を済ませておき、以降の期間は引越し作業に専念できるようにしておくことをおすすめします。
引越し1週間前までにやっておきたい作業は、次のとおりです。
新居に運び込まない不用品がある場合は、粗大ごみとして自治体に回収を依頼する必要があります。
粗大ごみの回収には各自治体が定めた手数料がかかるため、ホームページなどで料金を調べておきましょう。
家電のうち、テレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコンは家電リサイクル法の対象となっており、粗大ごみとして捨てることができません。
購入した家電量販店や専門業者、自治体の回収場所などに引き取りを依頼する必要があるため、早めに手続きを行うことが大切です。
引越し前の住所に差し出された郵便物を引越し先に転送してもらうために、郵便物の転送手続きを行うことも重要です。
郵便局のウェブサイトが
「e転居」というサービスを提供しているため、引越し先の住所が判明したらできるだけ早い段階で手続きを完了しておくと安心です。
引越し前の居住地を管轄する役所に足を運んで、転出・転居届を提出します。
現在の居住地とは異なる地方自治体に引越す場合は転出届を提出し、引越し先の役所で転入届を提出する必要があります。
一方、同一の市区町村に引越す場合はこの時点で行う手続きは特になく、引越した後に転居届を出すだけで手続きは完了です。
詳しくは
「住民票の住所変更手続き」で紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
引越しに伴って、印鑑登録の廃止や国民健康保険の住所変更など、役所関係の手続きも必要です。
また、児童手当の支給対象年齢の子どもがいる家庭では「児童手当の受給事由消滅届」を提出し、転出先の役所で新たに受給手続きを行わなければなりません。
原付自転車を所有している人は「廃止申告受付書」を提出したり、飼っている犬の住所変更を届け出たりすることも求められます。
引越しによって居住地が変更になったときは、できるだけ速やかに勤務先の会社へ住所変更を申し出ましょう。
住所を変更しないまま年末調整が行われると、前の居住地に住民税を納付してしまうなどのトラブルの原因になります。
一般的には就業規則にも住所が変更になった場合に申し出るよう定められているケースが多いため、忘れずに申告することが大切です。
学校に通学する年齢の子どもがいる家庭では、転校手続きも済ませておきます。
転校前の学校に転校する旨を申し出て「在学証明書」と「教科書給付証明書」を受け取り、「転入学通知書」と「新しい住民票」と一緒に引越し先の役所の窓口に提示することで手続きできます。
また、転校先の学校にも連絡して具体的な転校日を調整することも重要です。
旧居の電気・ガス・水道の使用停止と新居の開始手続きは、電力会社、ガス会社、自治体の水道業務の担当部門などのウェブや電話からそれぞれ同時に行うことができます。
事前に検針票を用意しておくと、お客様番号などの入力に手間取らないためスムーズです。
ウェブと電話のどちらでも手続きは可能ですが、電話窓口は混み合っていることが多いので、ウェブから手続きするのがおすすめです。
「ライフライン(電気・ガス・水道)の引越し手続き期限と方法」では、より詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
銀行口座やクレジットカードなど、契約中のサービスの住所変更も忘れずに行いましょう。
住所変更がされないままだとお知らせ書類が以前の住所に届けられてしまい、重要な情報が伝わらなかったり、個人情報の漏えいにつながったりするなどのトラブルの原因になります。
前述の「e転居」への申し込みで引越しから1年間は郵便物が転送されますが、住所変更手続きを忘れたまま転送期限が切れてしまうこともあるため、できるだけ速やかに手続きを進めておくことが重要です。
引越しの前日には、荷物を運び出すだけの状態にしておくのが望ましいでしょう。
引越し前日までにやっておきたいことは、次のとおりです。
当日引越し業者がスムーズに荷物を運び出すためには、前日までに全ての荷物の梱包を終えているのが望ましいといえます。
ぎりぎりになって慌てないためにも、荷物の梱包を済ませて数を確認しておき、梱包もれがないかどうかもチェックしておくと安心です。
冷蔵庫の中身を空にする必要があるため、使いきれなかった不要な食品は前日までに廃棄しておきましょう。
高級な食材で新居に運びたいなどの理由で保管するなら、クーラーボックスなどを用意しておき、当日自分で新居へ持ち込むのがおすすめです。
ハウスクリーニングだけでは落としきれない汚れが残っていたり、空き物件の期間が長いとホコリが溜まっていたりする場合があります。
そのため、荷物を運び入れる前に、新居の掃除を済ませておくことも大切です。
床や壁などの目に見える部分以外にも、風呂場やキッチン、トイレなどの水回りも入念にチェックしておくとよいでしょう。
「引越し前後の掃除でやることリスト」ではより詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
引越しの挨拶をするために、新居周辺への挨拶用の手土産も前日までに購入しておきましょう。
当日購入しようとするとたまたまお店が開いていなかったり、引越しに追われて買いに行けなかったりする可能性があります。
手土産はお菓子などの消耗品が代表的で、相場は1件あたり500~1,000円程度です。
安すぎても高すぎても適切ではないため、相手に気を遣わせない程度の範囲内に収めましょう。
引越しの荷物にパソコンが含まれている場合は、データのバックアップも済ませておきましょう。
揺れや傾きなどの衝撃で万が一にもデータ消失が起こったときに、復旧できる環境を整えておくと安心です。
賃貸物件には原状回復の義務があるため、原則としてごみを残していくことはできません。
旧居のごみは自治体のごみの日に合わせて処分し、きれいな状態で引き渡しましょう。
引越しが決まったタイミングで、最後のごみの日がいつなのかをチェックしておくと便利です。
冷蔵庫と洗濯機は、引越しに先駆けて水抜きを行う必要があります。
冷蔵庫は2~3日前から製氷機を停止しておき、前日にコンセントを抜いてから、お使いのメーカーの取扱説明書に従って水抜きを行います。
洗濯機はドライバーで給水ホースを外し、洗濯機の一番所要時間が短いコースで脱水を行ってから排水ホースを外すことで水抜きが可能です。
詳しくは
「冷蔵庫の引越し手順|運び方や引越し前の準備を紹介」で紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
引越しの当日になると、いよいよ業者が新居へ荷物を運びこみます。
当日にやるべきことは、次のとおりです。
引越し業者と打ち合わせた時間に合わせて、荷物の搬出・搬入を行います。
新居へ荷物を運び込む際は、事前に決めておいたレイアウトどおりに運んでもらうと荷解きや模様替えの手間を削減できます。
前述のように、旧居を明け渡すにあたって原状回復義務があるため、できるだけ入居時の状態に近づくように隅々まで掃除を行いましょう。
掃除が不十分だとクリーニング費用が高額になって敷金が返還されなくなったり、別途費用を請求されたりする可能性があります。
長期間住んだことによる経年劣化が原因の壁紙の汚れや、家具配置による床の凹みなどは、敷金減額の理由にならないのが一般的です。
ただし、雨漏りや煙草のヤニなど、借主の過失で部屋を傷つけたり損傷したりした場合は原状回復義務の対象になる可能性があるため注意が必要です。
「引越し前の掃除はどこまで行う?居間、風呂、キッチンなど場所別に解説」では、より詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
新居に到着したら、ライフラインの使用を開始します。
電気と水道は事前に手続きしておけばすぐに利用を開始できますが、ガスは開栓の立ち合いが必須なので、事前にガス会社と日時を調整しておき、約束の時間には必ず新居にいるようにしておきましょう。
また、インターネットの開通工事などが必要な場合も、業者と時間を調整しておく必要があります。
事前に用意した手土産を持参し、近所への挨拶まわりを行います。
基本的には対面で挨拶しますが、不在が続くときなどにはメッセージカードを添えて手土産をドアノブなどにかけておくのがおすすめです。
挨拶はできるだけ当日中に済ませるのが望ましいですが、不在時なども考慮して、引越し後1週間以内をめどに完了するとよいでしょう。
引越し作業にはたくさんの手続きがあるため、チェックリストを作ってひとつずつ処理していくと確実です。 抜け漏れがないように時期別に必要な作業を確認しながら、計画的な引越し準備を進めましょう。