
「引越し業者の見積もりを安い料金でもらいたい」
「相見積もりを依頼するにあたって、失敗しないポイントをおさえたい」
…という風に考えていませんか?
引越し業者に依頼をして引越しをするには、必ず見積もりを取り、作業内容の打ち合わせと料金の確認をする必要があります。
同じ条件で依頼しても見積もり金額には差異が生まれるため、安い業者を探すには複数社の見積もりを比較する「相見積もり」をしなければいけませんが、「色々と確認しなければいけないので大変そう…」と不安に思う方も多いのではないでしょうか。
そこでこのページでは、「安い引越し見積もりをもらう依頼方法」について紹介していきます。
また、実際に引越し見積もりを依頼するにあたって準備しておくことや、見積もりに関するよくある質問もまとめていきます。 引っ越しの見積もりを安く、トラブル無くもらうためにぜひ参考にしてください。
引越し見積もりを安くする5つの依頼ポイント

安い料金かつトラブルなく引越しをするため、引越し業者に見積もりを依頼する際の注意点を5つ紹介します。
- 見積もり当日に即決をしない
- 毎回同じ内容で複数社に見積もり依頼する
- 運搬する荷物の保証内容を確認しておく
- 本命の業者の見積もりは最後にもらう
- 引越し業者の特典・キャンペーンを確認する
それぞれのポイントを以下で詳しく見ていきましょう。
ポイント1. 見積もり当日に即決をしない
引越し料金を安くするには、複数の引越し会社から見積もりをもらう「相見積もり」の実施が有効です。
そのため、引越し業者に見積もり提示されても即決をせず、全ての会社の見積もりが出揃ってから依頼する業者を決めるのがポイントです。
ただし、まれに「今決めてくれたら安くします!」と格安の値段が提示される場合もあります。
ご自身の予算と照らし合わせて「安い」と感じるようであれば、そういった場合にかぎり即決するのも良いです。
ポイント2. 毎回同じ内容で複数社に見積もり依頼する
複数の引越し会社の見積もりを比較することにより、自分の要望に近い業者が見つかります。
しかし、引越し業者の見積もりを比較する場合は、全て同じ条件で見積もりをもらわなければ正確な料金比較ができません。
そのため、全ての業者に対して同じ引越し日時・荷物量・サービス内容(ダンボールの提供枚数、付帯サービスなど)で見積書を作成してもらいましょう。
見積書の内容を比較する時は、引越し料金の総額と以下の内訳を中心に確認します。
- 作業員の人数
- 人数が多いほど作業時間が短縮
- トラックのサイズ
- トラックが大きいほど万一荷物が増えた場合にも対応可能
- 利用経路
- 有料道路の利用の有無
その他、同じ料金でも付帯サービスが無料か有料か、といった内容も確認しておくのがおすすめです。
ポイント3. 運搬する荷物の保証内容を確認しておく
万が一の荷物の紛失や破損に備え、運搬する荷物の補償内容を確認しておくのも大切なポイントです。 国土交通省が定める「標準引越運送約款」では、以下の場合は引越し会社の損害賠償の補償対象外と定められているためよく確認しましょう。
第二十三条 当店は、次の事由による荷物の滅失、損傷又は遅延の損害については、損害賠償の責任を負いません。
- 一 荷物の欠陥、自然の消耗
- 二 荷物の性質による発火、爆発、むれ、かび、腐敗、変色、さびその他こ れに類似する事由
- 三 ストライキ若しくはサボタージュ、社会的騒擾その他の事変又は強盗
- 四 不可抗力による火災
- 五 予見できない異常な交通障害
- 六 地震、津波、洪水、暴風雨、地すべり、山崩れその他の天災
- 七 法令又は公権力の発動による運送の差止め、開封、没収、差押え又は第 三者への引渡し
- 八 荷送人又は荷受人等の故意又は過失
また、損害補償の金額についての取り決めは約款内容にはないため、各業者ごとに差異があります。
作業員がどんなに注意をしても荷物の紛失、傷、破損などのリスクは伴うため、「補償条件」・「金額」・「対象品目」を確認してトラブルに備えるのが大切です。
また、壊れやすいものや特殊な扱いが必要となる荷物は、事前に申請をしないと補償が受けられないものあるため注意してください。
ポイント4. 本命の業者の見積もりは最後にもらう
本当に依頼したい引越し業者の見積もりは、一番最後に取りましょう。 理由は、引越し業者の営業マンは1件でも多くの依頼を取りたいので、前の業者が提示した金額より安くする可能性が高いためです。
また、前の業者が底値で提案している場合には、無料で何かしらのサービスを付けてくれることもあります。
ポイント5. 引越し業者の特典・キャンペーンを確認する
引越し業者は様々な特典や、割引キャンペーンなどを実施しているケースがあります。 たとえば、「早期申し込み割引」や「インターネット経由の申し込みの割引」などが該当します。
これら引越し会社ごとの特典を確認し、最終的にどこの業者がお得になるか、要望に沿ったサービスがもらえるかを検討しましょう。
<特典やキャンペーンを設けている引越し業者>
- 日本通運
- サカイ引越センター
- アリさんマークの引越社
※2021年3月現在の情報です。
また、引越し成約特典としてポイントがもらえる引越し業者もあります。 キャンペーンによる割引なども含め、どれだけお得に引越しができるかを業者選びの参考にするのもおすすめです。
引越し見積もりの依頼に必要な情報

引越し業者に見積もりを依頼するには、必要な情報を用意しておく必要があります。
内容がハッキリしていない段階では正確な料金を出してもらうことができないからです。
あらかじめ、引越し業者に「見積書」を作成してもらうにあたって必要な内容を把握しておきましょう。
「見積書」の作成に必要な情報一覧
以下は、「標準引越運送約款」に記載されている見積書の作成に必要な項目です。
<見積書への記載項目>
- 依頼者の氏名、住所および電話番号
- (依頼者が荷物の受取人でない場合)荷受人の氏名、住所および電話番号
- 荷物の搬出日、受取日
- 荷物の種類と量
- 料金の支払い方法とタイミング(基本は現金後払い)
- 引越し業者の作業内容
- その他、付帯サービスなど
見積もりの依頼前に、これら自身の引越しに関する情報をまとめておきましょう。
追加料金の発生を防ぐために伝えておきたい情報
必要最低限の情報以外にも、正確な見積もりの料金を出してもらうために、わかる範囲で「建物の造り」や「立地条件」などをすべて伝えしましょう。
詳細情報を伝えることで、引越し当日に必要な人員・資材・時間などを割り出し、正確な見積もり金額が算出してもらえます。
例えば、階層の高いアパートへの引越しでは、エレベーターのあり・なしで作業の内容が大きく変わります。
“エレベーターがない”場合では、階段でお荷物を運ぶ労働力が必要となり作業員を増やしたり、作業時間を長く見積もらなければなりません。
その他にも、家の前の道幅が狭く建物の近くにトラックを止められない場合では、トラックと家の間を往復させる小型車両の手配などを追加した「横持ち料金」と呼ばれる項目が盛り込まれます。
このような話を聞くと、「内容を伝えすぎてしまうことで料金が高くなってしまうのでは?」と心配される方もいますが、情報が明確になっているほうが、むしろ料金交渉や値引きしてくれる可能性が上がります。
なぜなら、引越し業者側からしてみれば、作業の内容がハッキリしない状態では値引きのしようがないからです。
「見積書への記載項目」と「建物の条件」が確定させておくことで、追加料金を防ぐための情報が正確に伝達できます。
引越し業者が運べない荷物についての情報
以下の荷物は業者側が運送の依頼を拒否できると「標準引越運送約款」にて定められている品目です。
- (現金、有価証券、宝石貴金属、預金通帳、キャッシュカード、印鑑など)
- 火薬類などの危険品や他の積荷に損害を及ぼす恐れのある物品
- 動植物、ピアノ、美術品、骨董品等の輸送にあたり特別な管理が必要なもの
これらの品目を業者側に申請することなく運送して、破損や紛失があった場合には補償対象外となります。
美術品など、特殊な扱いが必要な荷物は対応できる業者が限られ、専用の保険へ加入しなければならない場合もあります。
以上をふまえ、貴重品や高価なもの、危険物などが荷物に含まれる際は必ず申請しておきましょう。
引越し見積もりの2つの依頼方法

引越し見積もりを業者に依頼するには、「直接連絡する」方法と、「一括見積もりサービスを利用する」という2つの代表的な方法があります。
それぞれの依頼方法と、メリット・デメリットを見ていきましょう。
1. 引越し業者に直接連絡する
引越し業者へ電話やインターネットから連絡をして、見積もりの依頼をする方法です。
直接連絡をする場合のメリットとデメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
---|---|
利用したことがある業者は依頼がスムーズ |
複数社を比較したい場合は時間がかかる そもそもの業者探しに手間がかかる |
以前に引越しの依頼したことがある業者の場合は、前の情報を用いてある程度、スムーズに依頼まで進めることができます。
もし、複数の業者から見積もりを取るなら、1社ごとに毎回同じ内容を伝えなければなりません。
また、依頼する地域に対応への運送を請け負いしているかどうか、といった確認も毎回必要になります。
2. 「一括見積もりサービス」を利用する
「一括見積もり」とは、複数の業者に対してまとめて見積もり依頼ができるインターネットサービスです。 複数の引越し会社への見積もり依頼を一度で済ませることができるため、1社1社に連絡して料金を比較する、という手間が省けます。
一括見積もりサービスには以下のようなメリット・デメリットがあります。
メリット | デメリット |
---|---|
料金比較の時間短縮になる 「相見積もり」が簡単にできる |
時間をかけて検討したい人には不向き 一度にたくさんの連絡が来る |
引越しの見積もり料金を少しでも安くしたい人は、一括見積もりサービスの利用がおすすめです。
見積もり料金には定価がなく、同じ条件でも引越し業者によって金額に大きな差が出ることがあります。
当「引越し価格ガイド」の一括見積もりサービスを利用すれば、一度に複数の引越し業者へ見積もり依頼ができ、一番安い引越し業者を見つけることができます。
引越し見積もりの3つの算出方法

引越し業者から見積もりをもらう方法は主に3つあります。
- 訪問見積もりをする
- オンライン見積もりをする
- 電話見積もりをする
それぞれの見積もり方法と、メリット・デメリットを見ていきましょう。
1. 訪問見積もりをする
最もオーソドックスな見積もり方法は、引越し業者に自宅へ来てもらい、荷物などを確認してもらう「訪問見積もり」です。 基本的に訪問見積もり自体への料金は発生しません(万一料金が発生する場合は事前に告知されます)。
訪問見積もりのメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
---|---|
荷物量や搬入出経路などを正確に把握してもらえる | 引越し会社スタッフが家に訪問する |
訪問見積もりについては、何かご準備をする必要がありません。
プロにお荷物の量を確認してもらうことにより、正確な料金と必要なダンボールの枚数を割り出してもらえます。
ただし、正確な荷物量がわかるように、荷物の整頓や申告忘れがないように準備しておくことがおすすめです。
2. オンライン見積もりをする
2020年からの新型コロナウイルス感染拡大を受け、様々な引越し会社で導入が進んでいる見積もり方法です。
チャットツールや、ビデオ会議ツールを用いることで、リモートによる見積もりを行います。
オンライン見積もりのメリットとデメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
---|---|
引越し業者の訪問なしで見積もりができる | 利用できる引越し会社が少ない |
オンライン見積もりでの注意点は、引越し業者ごとに進め方に差異があることです。
事前にある程度の荷物の内訳をWebで入力しておく必要がある業者もあるため、指示に従って見積もりを進めましょう。
3. 電話見積もりをする
荷物量が少ない一人暮らしの引越しの場合には、電話で見積もりをできる引越し業者があります。
電話見積もりで伝える内容と、メリット・デメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
---|---|
引越し業者の訪問なしで見積もりができる |
利用できる引越し会社が少ない 家族引越しの場合は利用が難しい |
電話見積もりでは、口頭で伝えたお荷物の量を参考にしてトラックのサイズを決定します。
そのため、家具・家電製品など大きな荷物の申請が漏れてしまうとトラックに乗り切らないケースがあります。
ダンボール1、2個程度では問題ありませんが、正確な荷物の量とサイズを伝えるように心がけましょう。
引越し見積もりと作業のキャンセル方法
複数の業者から見積もりを取ったら、マナーとして依頼をしない業者に対しては断りの連絡を入れなければなりません。
断りの連絡は気が進まないものですが、放っておくと業者側から「その後どうなっているのか?」と進捗確認のご連絡がきます。
引越し業者側としては、引越しを依頼するか依頼しないかをハッキリさせたいだけですので、断ることが決まったら早めに伝えてあげましょう。
見積もりを断る手順と注意点
顔を合わせたお見積もりの担当者に直接断りの連絡を入れることに対して気まずさを感じる人が多くいます。
そういった場合には、会社の代表電話に電話し,事務担当者に断りの旨を伝えましょう。
本来であれば電話で断りの連絡を入れるのが筋ですが、メールでの連絡が可能な業者もあるようです。
訪問・電話見積もりのタイミングで「日中忙しいため電話をかける暇がないのでメールでのご連絡でも良いですか?」と確認し、了承が得られれば連絡先のアドレスを聞いておきましょう。
ただし、メール連絡後に担当者から折り返しの電話連絡やメールの見落としなどで確認の連絡が入る場合もあります。
引越し作業を断る手順と注意点
見積もり依頼と異なり、契約後に引越し作業を断る場合は、キャンセル料金の発生に注意が必要です。 引越しのキャンセルに関しても「標準引越運送約款」によって定めがあり、引越しの前々日(3日前)までは発生しません。 しかし、前々日(2日前)からは契約金額の数十パーセントを支払わなければならないため、なるべく早めに断りの連絡を入れるようにしましょう。
引越し見積もり関連でよくある質問
引越し業者の見積もりに関して、よくある質問を以下でまとめました。
引越し見積もりの依頼に最適な時期はいつ?
希望日に引越しをするためには、引越し業者のスケジュールが埋まってしまう前に見積もりをして、作業日を確保しておく必要があります。 目安としては、単身引越しで引越しの2週間前まで、家族引越しで引越しの1か月前までのタイミングで業者に連絡をすると良いでしょう。
当社で行った「引越しの何日前に見積もりを依頼したか」のアンケート結果では、単身・家族ともに「15日~1ヶ月前」という割合が最多となりました。 つまり、遅くても引越しの2週間前には引越し業者へ連絡をし、見積もり依頼をしている方が非常に多いということです。
見積もり依頼時期 | 単身(割合) | 家族(割合) |
---|---|---|
3日以内 | 4.2% | 1.1% |
4日~1週間前 | 10.6% | 3.6% |
8日~2週間前 | 21.9% | 11.5% |
15日~1ヶ月前 | 41.9% | 42.1% |
1ヶ月~2ヶ月前 | 18.4% | 34.0% |
2ヶ月~3ヶ月前 | 2.5% | 6.3% |
3ヶ月以上前 | 0.4% | 1.2% |
不明 | 0.1% | 0.2% |
また、引越し日から2週間以内に引越し見積もりを依頼している人の割合は、単身引越しの36.7%に対し、家族は16.2%と少ないです。 これは、家族の引越しは単身に比べて荷物量が多く、荷造りなどのご準備にも時間がかかるため、早め早めに引越し業者を決定して準備を始める人が多いからです。 引越し直前に慌てないように、余裕を持ったスケジュールで引越し業者を決定していきましょう。
平日と土日の引越しで費用に差は出る?
引越しの依頼が集中する土日祝日は、平日と比べて見積もりの費用が高くなる傾向にあります。 引越し業者ごとで土日と平日の金額設定は異なりますが、倍以上も費用に差が出るケースもあります。
もし、費用を抑えたいい場合、引越しする時期と時間を以下に挙げるタイミングに変更すると、見積もりを安く済ませられる場合があります。
- 平日に引越しをする
- 六曜の「大安」を避ける
- 運搬作業の開始時間を指定しない
土日に比べ平日の料金が安いことは初めに説明しましたが、それ以外に「六曜」や「作業の開始時間」を工夫することで、安く引越しができる場合があります。
「六曜」とは、日の吉凶を「大安・友引・先負・仏滅・赤口・先勝」の6種類で表現しており、結婚式などと同様に人生の転機となる引越しでも、六曜を参考にゲンを担ぐ方もいます。 そのため、最も縁起が良いとされる「大安」に引越しの依頼が多く入り、「仏滅」は依頼者が少なく、通常より安い料金設定をしている引越し業者もあります。
また、「作業の開始時間」は時間の指定をしない「フリー便」にすることで、料金を安くすることができます。 フリー便とは、引越しをする「日にちのみ」を指定し、作業の開始時間は引越し業者の都合に合わせることで、引越し料金を安く抑えるプランです。
ダンボールを自分で用意すると見積もりは安くなる?
「引越し業者から無料でもらえるダンボールを断ることで、その分の見積もり料金を安くできないの?」といった声を耳にすることがありますが、段ボールを断っても料金が安くなる可能性は極めて低いです。
なぜなら、ダンボールは1個「数十円~数百円」と高い資材ではないため、ダンボールを断ったところで全体額への影響は小さいからです。 仮に、料金を値下げしてもらえたとしても、自分でダンボールを用意する手間と購入費用を考慮すると逆に高くついてしまうため、無料のダンボールは素直にもらうことをおすすめします。
引越し見積もりは即日対応できる?
引越し業者のスケジュールに余裕があれば、見積もり依頼した当日に、ご自宅へ下見(訪問見積もり)に来てもらうことが可能です。
ただし、引越しの依頼が集中する3月~4月は、引越し業者の予定が埋まっている可能性が高いため、即日の見積もり依頼に対応してくれる引越し業者が見つからない可能性が高いです。 また、急いで引越ししなければならない場合には、直接引越し業者に電話をかけて、迅速に対応できるか確認してみるのが良いでしょう。
夜間に訪問見積もりしてもらうことはできる?
社会人の一人暮らしの生活スタイルに応えるため、20時以降でも訪問見積もりに対応してくれる引越し会社はあります。 ただし、日時によっては依頼できない場合があるため、早めに見積もり依頼をし、スケジュールを調整してもらいましょう。
長距離の引越しを安く済ます方法はある?
引越しの見積もり金額は一般的に遠距離になればなるほど高くなり、また引越し業者ごとの提示料金にも差が出ます。
料金の開きは荷物の量によるものも大きいですが、引越し業者が用意している長距離専用のプランを上手く使うことで、長距離の引越し費用を安く済ませることができます。
引越し料金相場をネットで簡単に確認できる方法は?
引越しの見積もり相場を調べるには本来、複数の引越し会社から見積もりを集め、自分で計算をして金額を出す必要があります(見積もり金額の合計÷見積もり業者数)。
「引越し侍」では、無料で簡単に引越しの概算料金を調べることができるシミュレーターを用意しています。 過去のサービス利用者のデータから相場料金を算出できるので、ぜひご利用ください。
全ての引越し業者が無料で見積もりをしてくれる?
引越し業者による見積もりは基本的に無料です。
引越しの運送内容や契約・保証内容などの基本的なルールを定めた「標準引越運送約款」にも、以下の条文が記載されています。
4 見積料は請求しません。ただし、発送地又は到達地において下見を行った場合に限り、下見に要した費用を請求することがあります。この場合には、見積りを行う前にその金額を申込者に通知し、了解を得ることとします。
条文には、「見積もり料金は基本的に無料」との記載と、万一、料金が発生する場合は、依頼者の確認を取り承諾を得なければならない旨が記載されています。
まとめ
引越し業者に安く見積もりを依頼する際のポイントは以下の通りです。
- 見積もり当日に即決をしない
- 毎回同じ内容で複数社に見積もり依頼する
- 運搬する荷物の保証内容を確認しておく
- 本命の業者の見積もりは最後にもらう
- 引越し業者の特典・キャンペーンを確認する
加えて、本記事で紹介している引越しの見積もりを依頼する前の準備項目をしっかり把握するのが大切です。
引越し業者への作業依頼でトラブルが起きるのは、正確に荷物や建物の情報が伝わっていないために起きることが多いです。
スムーズに引越しを終えるためにも、見積もりのタイミングで引越し会社との密なコミニケーションを心がけていきましょう。