引越し前の手続き・準備のやることチェックリスト
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引っ越しの際は、新居に運ぶ荷物を自分で梱包する必要があります。
しかし、「初めての引っ越しで荷造りのやり方が分からない」という方も多いのではないでしょうか。
引越しの荷造りを効率的に行うためには、荷造り前の準備をしっかり行うことが大切です。
荷造りの順番を間違えると、まだ使う必要があるものを詰めてしまって、せっかく荷造りしたのが水の泡…なんてことにもなりかねません。
そこで、ここでは荷造りの順番と簡単なテクニックについて紹介していきます。
荷造り前の準備は、荷造りに必要な資材を集めるだけではなく、荷造りの計画を立てる事も含まれます。
この荷造り計画を適当にしてしまうと、荷造りそのものも大変になってしまうので、準備にもしっかり時間をかけるのがおすすめです。
荷造りの手順
ここからは、荷造りの手順について詳しく紹介していきます。
まずは、荷造りの際に必要となる梱包材を用意しましょう。
ダンボールは、重い荷物を詰めるための小さいサイズ(100~110サイズ程度)と、軽い荷物や大きな荷物を詰めるための大きいサイズ(120~140サイズ程度)を用意しましょう。
ダンボールはホームセンターや通販サイトなどで購入できます。
引っ越し業者に依頼した場合は、引っ越し業者が無料で自宅にダンボールを送ってくれるため、自分で準備する必要はありません。
引っ越しの際に必要となるダンボールの枚数の目安は以下の通りです。
引っ越し人数 | ダンボールの枚数の目安 |
---|---|
1人 | 10~15枚 |
2人 | 20~30枚 |
3人 | 30~50枚 |
緩衝材は、荷物を運ぶときの衝撃を軽減するための梱包材で、ホームセンターや100均などで購入できます。
皿やコップ、陶器、精密機器などの壊れやすいものを包んだり、ダンボールに詰めて隙間を埋めたりして使用しましょう。
ちなみに、自宅にある不要な新聞紙やタオル、ビニール袋も、緩衝材として使用できます。
不用品は引っ越し当日までに処分しておきましょう。
あらかじめ荷物を減らしておけば引っ越し費用を安く抑えられるのに加え、荷造りや荷解きの手間も削減できます。
サイズやデザインが合わなくなった洋服・読まなくなった本・壊れた電化製品・1年以上使っていないものなどは、引っ越しを機に思い切って処分してしまいましょう。
不用品の処分方法
また、引っ越し業者の中には不用品回収サービスをオプションとして用意している業者もあります。
追加料金を払ってオプションを付ければ引っ越しと同時に不用品を回収してもらうこともできるので、一度相談してみましょう。
梱包材の手配が終わったら、次に荷造りを進めていきます。
荷造りは引っ越しの開始予定時刻までに全て終わらせられるよう、以下のような計画を立てて行いましょう。
ここでは、大切な荷物を傷つけないように梱包する方法や、スムーズに荷造りする方法など、荷造り時に役立つ基本テクニックを紹介します。
荷造りの際は、重いものと軽いもので梱包方法を分けるようにしましょう。
小さなダンボールには、以下のような重いものを詰めていきます。
重いものを大きなダンボールに詰めてしまうと運ぶのに苦労するだけでなく、荷物の重さでダンボールの底が抜けてしまう恐れがあります。
大きなダンボールには、以下のような軽いものや小さなダンボールでは入らないものを詰めていきましょう。
お皿やコップ、ビンなどの割れやすいものには、緩衝材を使用しましょう。
緩衝材とは、荷物を運ぶときの衝撃を和らげるための梱包材で、ホームセンターや100均などで購入できます。
市販の緩衝材がなければ、不要な新聞紙やタオル、ビニール袋などで代用できます。
お皿の包み方
コップの包み方
緩衝材や新聞紙で包んだら、以下のポイントに注意してダンボールに詰めましょう。
洋服や衣類の荷造りは、ハンガーボックスや衣装ケースを活用すると便利です。
ハンガーボックスは、洋服・衣類をハンガーにかけたまま梱包できるボックスです。
型崩れやシワを最小限に抑えられるため、スーツやワイシャツ、ドレスやコートなど型崩れやシワが気になる洋服・衣類を運ぶのにおすすめで、引越し業者に希望すればレンタルすることができます。
また、手持ちの衣装ケースに洋服・衣類を収納している場合は、衣装ケースの引き出しの開口部分の養生テープやガムテープを止めるだけでそのまま新居に運んでもらえるため、わざわざ取り出して段ボールに詰める必要はありません。
引越しでの洋服の荷造り方法|簡単で服を傷めにくい詰め方を解説ドライヤーやポットなど、ダンボールに入るサイズの電化製品は自分で梱包する必要があります。
購入時の箱が残っていれば、その箱に入れて運ぶのがおすすめです。
個別に運べば、家電と他の荷物同士がぶつかって傷つくリスクを軽減できます。
購入時の箱が残っていなければ、大きいダンボールに詰めて運びましょう。
また、電化製品はデリケートなため外部から強い衝撃が加わると壊れてしまう可能性があります。
梱包時は割れ物と同じように市販の緩衝材や新聞紙を使用しましょう。
緩衝材や新聞紙で家電をくるんでテープでとめたら、緩衝材を敷き詰めたダンボールに詰めます。
電化製品から伸びているコードは、養生テープや輪ゴムなどで結んでまとめておきましょう。
以下のような重要書類や貴重品はダンボールに詰めず、自分で運べるようにまとめておきましょう。
印鑑や通帳、キャッシュカードや宝石貴金属などの貴重品は、「標準引越運送約款」で引っ越し業者が運べないものとされているため、自分で運ぶ必要があります。
また、引っ越し業者は荷物を破損・紛失した場合に備えて保険に入っていますが、引っ越し業者が運べないものを破損・紛失した際は保険の対象外です。
間違えて貴重品をダンボールに詰めてしまい、それを引っ越し業者が紛失したとしても補償は受けられないため注意しましょう。
旧居の賃貸借契約書など退去手続きの際に必要となるものは、引っ越しの荷物とは別で保管しておきましょう。
また、貴重品ではないですが、テレビやリモコン等の家電の「リモコン」も、業者によっては「トラブルが多い」として運んでくれません。
事前に確認しておきましょう。
寝室やキッチン、リビングというように部屋ごとにグループ分けすることで、効率的に荷物をまとめられます。
ここでは、部屋別の荷造りポイントを紹介します。
寝室では、シーズンオフの洋服やあまり着ていない洋服など、使用頻度が低いものからダンボールに詰めていきます。
普段使用していない寝具があれば、布団圧縮袋やダンボールに入れておきましょう。引っ越し当日は、起床してからすぐに普段使用している寝具を布団圧縮袋やダンボールに入れます。
ベッドで寝ている場合、ベッドの分解は引っ越し業者におまかせするのがおすすめです。
ただし、ベッドなど大型家具の解体費用には別途料金がかかる場合が多いため、見積もりの料金にベッドの解体費用が含まれていることを必ず確認しましょう。
荷物 | 梱包方法 |
---|---|
洋服 | 大きめのダンボールの中に畳んだ洋服を重ねて入れていく。ダンボールの中には防虫剤と除湿剤を入れ、スーツやワイシャツ、ドレスなど型崩れやシワが気になるものはハンガーボックスを使う。 |
バッグ | バッグの底が上下交互になるようにダンボールに入れる。 |
敷布団、羽毛布団 | 布団収納袋の中に入れる。 |
毛布、薄めの掛け布団 | 未使用のゴミ袋の中に入れてから、布団収納袋や大きめのダンボールの中に入れる。 |
枕、シーツ類 | 未使用のゴミ袋やビニール袋の中に入れてから、他の寝具と同じダンボールの中に入れる。 |
タンス、衣装ケース | 引き出しを養生テープやガムテープで固定する |
キッチンでは、普段使用しない食器類や調理器具、ストック用の食品・飲料・洗剤などからダンボールに詰めていきます。
引っ越し1週間前になったら、当日までに冷蔵庫の中が空になるように食材を減らしていきましょう。
引っ越し前日は、夕食後に全ての食器類や調理器具をダンボールに詰め、冷蔵庫の電源をオフにして水抜きと霜取りを行って下さい。
最後に冷蔵庫の中にあった飲料や調味料、普段使用している洗剤やスポンジをダンボールに詰めます。
使いきれなかった食材は処分するか、クーラーボックスの中に保冷剤を入れて新居に運びましょう。
荷物 | 梱包方法 |
---|---|
包丁やナイフなどの刃物類 | 2つ折りしたダンボールで刃の部分を挟み、刃の先端が突き出さないように新聞紙で包んでガムテープでしっかりと固定する。刃物が抜けないことを確認したらダンボールに詰める。 |
お皿やコップなどの割れ物 | 1つ1つ緩衝材や新聞紙で包んでガムテープで固定する。ダンボールに詰める際も、緩衝材や新聞紙を敷き詰めて隙間を埋めておく。 |
箸、スプーン、フォーク、おたま、フライ返し | ビニール袋や緩衝材でひとまとめにしてからダンボールに詰める。 |
鍋、フライパン、ボウル | 大きい物が下になるように重ねてダンボールに詰めていく。1つ重ねるごとに緩衝材や新聞紙を間に敷いていく。 |
土鍋、ホーロー鍋 | 鍋の中身に緩衝材や新聞紙を詰めたら、裏返しにした蓋を重ね、鍋全体を緩衝材で包んでガムテープでとめる。小さいダンボールの底に緩衝材を敷き、鍋を入れたら隙間を埋めるように緩衝材を詰めていく。 |
炊飯器、ケトル、ポットなどの小型家電 | 本体を緩衝材で包んでガムテープで固定してからダンボールに詰める。購入時の箱が残っていれば、その箱に梱包するのがおすすめ。 |
調味料、油、洗剤 | プラスチック製の容器はそのまま、ガラス製の容器は緩衝材や新聞紙で包んでビニール袋の中にまとめて入れてからダンボールに詰める。洗剤と調味料は別々のダンボールを使用する。 |
リビングも、使用頻度が低いものや引っ越しまで使う予定がないものからダンボールに詰めていきます。
テレビやクッション、座布団など日常的に使用しているものは、引っ越し前日の夜に梱包しましょう。
カーテンは取り外すと部屋の中が丸見えになってしまうため、引っ越し当日を迎えてからカーテンレールから取り外してダンボールに梱包して下さい。
また、家具などは玄関から外へそのまま運び出せる大きさであれば特に解体や梱包は必要ありません。
玄関から運び出せないほどの大きさがある場合は解体する必要がありますが、引っ越し業者におまかせでも問題ないでしょう。
ただし、先述の通り解体作業が、プランや費用に含まれているかの確認は必須です。
荷物 | 梱包方法 |
---|---|
テレビ | テレビからケーブルを取り外したら、ケーブルを養生テープや結束バンドでまとめ、ビニール袋に入れてからダンボールに入れる。テレビから取り外せないコードは養生テープや結束バンドでまとめておく。テレビ本体はタオルで拭いてホコリを取り除き、梱包は業者におまかせする。 |
カーテン | シワにならないように畳んだら、カーテンフックが付いている側が下になるようにダンボールに入れる。 |
座布団、クッション | ビニール袋に入れてテープでとめてからダンボールに入れる。 |
CD、DVD | ケース入りのCD・DVDは、小さめのダンボールに立てて入れる。ケースがないCD・DVDは、別途ケースを用意するか、食器梱包用紙を巻いてテープで固定してから入れる。ダンボールの底には緩衝材を敷いておく。 |
装飾品などの小物 | 割れ物は緩衝材に包み、小物類はまとめて専用のダンボールに詰める。 |
トイレ・バスルームは、引っ越し前日から荷造りに取り掛かります。
引っ越しの前日に洗濯をしたら、洗剤や柔軟剤などの洗濯用品をダンボールに詰めます。
使いかけのヘアスプレーやムースは、他の荷物と一緒に運ぶと危険なため廃棄しましょう。
風通しが良く、火気がない屋外でシューという音がしなくなるまでスプレーを噴出し、中身が出なくなったら自治体のルールに従って処分します。
引っ越しの前日にトイレ掃除を済ませたら、トイレの掃除用具をダンボールに詰めて下さい。
お風呂に入り終わったら、シャンプーやボディソープ、バスルームの掃除用具をダンボールに詰めていきます。
引っ越し当日になったら、トイレットペーパーを梱包しますが、引っ越してからすぐトイレに行けるように1~2個は手元に置いておきましょう。
荷物 | 梱包方法 |
---|---|
シャンプー、リンス、ボディソープ、液体洗剤 | 液漏れしないように容器の口をしっかりと閉めた後、ビニール袋やジップロックに入れてテープで袋の口を閉じてから小さめのダンボールに詰める。 |
トイレットペーパー、タオル、トイレの掃除用具、バスルームの掃除用具 | 大きめのダンボールにまとめて入れておく。トイレットペーパーは、急にお腹の調子が悪くなったときのために1~2個は梱包せず手元に置いておく。 |
スプレー式の洗剤 | 噴出口を回して「止」の状態にしてから、小さめのダンボールに詰める。「まぜるな危険」と表記されている洗剤はそれぞれ別のダンボールに詰める。 |
ヘアスプレー、ムース類 | 使いかけの場合は廃棄する。未使用の場合はビニール袋に入れ、立てた状態で梱包する。 |
書斎・仕事部屋では、普段あまり読まない書籍や使用頻度が低い文房具など、引っ越しまで使用する予定がないものからダンボールに詰めていきます。
引っ越し前日になったら、日常的に使用している文房具やPC、タブレットを梱包しましょう。
万が一に備え、PCのデータはバックアップを取っておくと安心です。仕事上必要になる書類や契約書などの重要な書類、印鑑や通帳などの貴重品は、梱包せずに自分で運べるようにまとめておいて下さい。
荷物 | 梱包方法 |
---|---|
書籍 | 小さなダンボールの底にビニール袋やタオルを敷いたら、サイズが大きい書籍から順に平置きで重ねていく。隙間は緩衝材や新聞紙で埋める。 |
PC | PC本体から付属品やケーブルを全て取り外したら、それぞれ緩衝材で包んでガムテープでとめる。ダンボールの底に緩衝材を敷き、PC本体や付属品、ケーブル類を入れたら、隙間を緩衝材で埋める。デスクトップPCの場合は、PC本体とディスプレイを別々のダンボールに入れる。 |
プリンターやルーターなどの周辺機器 | 本体からケーブルを取り外し、緩衝材で包んでガムテープで固定してからダンボールに入れる。 |
文房具、引き出しの中の細々としたもの | ビニール袋や緩衝材でまとめてからダンボールに入れる。 |
子供部屋では、使用頻度が低い洋服や絵本、おもちゃ、テキスト類からダンボールに詰めていきます。
サイズが合わなくなった洋服や不要になった絵本などは、引っ越しを機に処分してしまいましょう。
ジャングルジムや滑り台など、サイズが大きいおもちゃは一度解体する必要があります。
引っ越し前日になったら、普段使用している教科書や文房具をダンボールに詰めて下さい。
荷物 | 梱包方法 |
---|---|
おもちゃ | おもちゃを緩衝材で包んだら、緩衝材を敷いたダンボールの中に入れる。隙間は緩衝材で埋めておく。大型のおもちゃは解体しておく。 |
ぬいぐるみ | そのままダンボールの中に入れてよい。緩衝材を使う場合は、色移り防止のために無地のものを使用する。大きいぬいぐるみが多い場合は、布団圧縮袋を活用する。 |
テキスト、プリント類 | 小さなダンボールの底にビニール袋やタオルを敷いたら、サイズが大きい書籍から順に平置きで重ねていく。プリント類はファイルやビニール紐などでまとめてからダンボールに入れる。隙間は緩衝材や新聞紙で埋める。 |
文房具、引き出しの中の細々としたもの | ビニール袋や緩衝材でまとめてからダンボールに入れる。 |
引っ越し当日までに荷造りを終わらせなければ、最悪引っ越し作業を断られる可能性があります。
まずはすぐに引越し業者に「間に合わないかもしれない」と連絡をし、その後は引っ越し業者が来るまでにできるところまで荷物を詰めていきましょう。
しかし、8割ほど荷造りが終わっていれば、当日に追加料金を払って荷造りを手伝ってもらえるケースが多いようです。
また、引っ越しの2~3日前に引っ越し準備で困っていることはないか電話連絡をしている引っ越し業者もあります。
その際に、荷造りが終わっていないことを相談すれば、おまかせプランに変更するなどの対応をしてもらえる可能性があるため、事前連絡がある業者を選ぶと安心です。
それでも荷造りが終わらず、引っ越し後に旧居に残ってしまった荷物は、以下の方法で新居に運びます。
万が一、想定より荷物の量が多く、トラックに積み切れなかった場合なども同様の方法で対処しましょう。
洋服や小物、書籍やCD・DVDなどスーツケースに入るような荷物であれば、手荷物として自力で運ぶことができるでしょう。
一般的なサイズの段ボールに入る軽くて小さな荷物なら、宅急便で送っても最小限の費用負担で済みます。大型家具や家電、サイズが大きい荷物、重い荷物などは自力で運ぶのが難しいので、引っ越し業者におまかせできるように優先的に梱包作業を進めましょう。
引っ越し当日までに荷造りが終わるか不安な場合や、荷造り作業が面倒な場合は、引っ越し業者の「おまかせプラン」を利用するのがおすすめです。
おまかせプランとは、荷造りから荷解きまでの全ての作業を引っ越し業者にまかせられるプランです。
通常プランと比べると引っ越し業者の作業量や必要な人員が増えるため、その分引っ越し費用も高くなります。
しかし、自分で梱包材の手配や荷造り・荷解きを行う必要がないため、引っ越し作業にかかる労力やストレスを軽減できます。
なお、おまかせプランを提供している主な引っ越し業者には以下の5社があります。
引っ越し業者の「おまかせプラン」を利用すれば、本来自分で行うべき荷造りを引っ越し業者にお願いできるので、忙しくて荷造りをする時間がない人におすすめのプランです。
おまかせプランの引っ越し費用は、同じ条件下で通常プランを利用した場合と比べると1.5万円~4万円ほど高くなります。
一人暮らし | 家族 | |
---|---|---|
おまかせプランの費用 | 約6.5~9万円 | 約12~20万円 |
通常プランの費用 | 約4~7.5万円 | 約9~16万円 |
差額 | 約1.5~2.5万円 | 約3~4万円 |
これはあくまでも相場であり料金設定も業者によって異なるため、正確な費用を出すためにきちんと見積もりを取りましょう。
また、荷造りから荷解きまでの作業に加えて新居の掃除までおまかせできるプランや、荷解きのみ自分で行うプランなど、複数のおまかせプランを用意している業者もあります。
どのおまかせプランを選ぶかによっても費用が変わってくるため、公式サイトでサービス内容をチェックして自分に合ったおまかせプランを選びましょう。
注意点として、梱包が間に合わなかったという理由で当日おまかせプランに変更することは避けましょう。
最初からおまかせプランを選択するよりもかなり割高な費用が発生したり、当日必要な梱包資材が揃っていない状況でトラブルが発生するリスクも高まります。
おまかせプランを利用する場合は必ず事前に伝えておきましょう。
部屋が散らかていても「おまかせパック」を依頼できますか?