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複数の引越し業者を同時に訪問見積もりさせるのはOK?「相見積もり」のコツも紹介

更新日:2023/06/27

複数の引越し業者を同時に訪問見積もりさせるのはOK?「相見積もり」のコツも紹介

「引越しの見積もりでは、なるべく「相見積もり」をして料金比較をしたほうが良いです。ただ、家に来てもらう訪問見積もりとなると、一社一社に時間をとらないとならないのは面倒に感じてしまいますよね。「どうせなら家に複数の業者を招いて、同時に見積もりをしてもらいたい」と考える人もいるのではないでしょうか。

この記事では、「複数の引越し会社を同時に家へ呼び、見積もりしてもらうことは可能か?」という点を解説していきます。

結論:複数社同時の訪問見積もりは可能!しかし…

結論から言えば、複数社同時に訪問見積もりを行うことは不可能ではありません。しかし、同時に行う訪問見積もりにはメリットとデメリットがあるため、両方の側面を理解した上で実施を決めることが大切です。

また、場合によっては引越し会社側から同時見積もりを断られてしまうケースも考えられます。これは、競合他社とバッティングすることで、依頼者との価格交渉やサービス説明のための十分な時間を確保できないことや、値引きが激化するリスクがあるためです。

次で、訪問見積もりを同時に行う場合のメリット・デメリットを解説していきます。

同時見積もりのメリットとデメリット

同時見積もりのメリットとデメリット

同時に見積もりをとることは、利用者にとっては時間短縮ができる反面、デメリットも数多くあります。ここでは、以下の同時見積もりのメリットとデメリットを解説します。

メリット
・相見積もりに費やす時間が短縮できる
・競争によって料金が安くなる可能性が高くなる
デメリット
・引越し会社が同時見積もりに応じてくれない場合がある
・サービス内容や値引き交渉の時間が限られる
・サービスや価格を他社と混同してしまう恐れがある

同時に訪問見積もりするメリット

同時見積もりを行うメリットは、主に以下の2点が挙げられます。

  • 相見積もりに費やす時間が短縮できる
  • 競争によって料金が安くなる可能性が高くなる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

相見積もりに費やす時間が短縮できる

複数社同時に見積もりを行うことができれば、一社ごとに時間を確保して見積もりを行う必要がなくなるため、相見積もりに費やす時間を大きく短縮できる可能性があります。

一社ごとにかかる時間は1時間程度であったとしても、5社から見積もりをとれば5時間、10社からなら10時間もの時間がかかります。忙しい日々のなかで時間を有効活用することを考えれば、同時見積もりにはメリットがあります。

参考:引越しの訪問見積もりやネット見積もりの所要時間は何分?

競争によって料金が安くなる可能性が高くなる

引越し会社同士の競争によって、料金が安くなる可能性が高くなるというメリットもあります。同時見積もりをとることによって、業者は自社が契約を獲得するために少しでも料金を安くして顧客の興味を引こうとする傾向があります。そのため、同時見積もりで安価な引越し料金を引き出しやすくなるといえます。

参考:引越し見積もりの値引き・割引きが簡単にもらえる交渉方法

同時に訪問見積もりするデメリット

同時見積もりにはメリットがある一方で、デメリットも存在します。

  • 引越し会社が同時見積もりに応じてくれない場合がある
  • サービス内容や値引き交渉の時間が限られる
  • サービスや価格を他社と混同してしまう恐れがある

ここでは、3つのデメリットをご紹介します。

引越し会社が同時見積もりに応じてくれない場合がある

前述のように、そもそも引越し会社が同時見積もりに応じてくれない可能性は考慮しておく必要があります。いたずらに価格交渉が激化してしまえば、引越し会社にとっては利益率が下がり、たとえ契約を獲得できたとしても利益を確保できなくなるリスクがあるためです。

また、同時見積もりの場合は一社ごとのサービス説明の時間を十分に確保できないまま次の業者の説明に移ってしまう可能性があり、引越し会社にとってはアピールの機会が減少してしまうというデメリットもあります。

サービス内容や値引き交渉の時間が限られる

前述の「一社ごとのサービス説明の時間を十分に確保できないまま次の業者の説明に移ってしまう」というデメリットは、依頼側にとってもデメリットになり得ます。サービス説明の確認時間が限られるということは、値引き交渉の時間も限定的になるためです。

じっくりと時間をかけて見積もり内容を把握し、値引き交渉を行いたいと考えるのであれば、同時見積もりではそれが難しくなります。

参考:訪問見積もりとは?当日の流れや業者に来てもらう際の注意点を解説

サービスや価格を他社と混同してしまう恐れがある

複数社同時に見積もりを行うことで、サービスや価格について一度に複数社分の説明を受けることになり、他社と混同してしまう恐れがあります。

複数社を比較して自分に合ったプランを選ぶためには、各社のサービスや価格を十分に理解した上で、落ち着いて比較・検討を行うことが大切です。他社と混同してしまえば、自分に適していないプランを誤って選んでしまうことにもつながりかねません。

訪問見積もりで実践すべき所要時間や費用を抑えるコツ

訪問見積もりで実践すべき所要時間や費用を抑えるコツ

無理に同時並行で訪問見積もりを進めなくても、次の3つのポイントを押さえて訪問見積もりに臨めば、所要時間も費用も抑えることができます。

  • 事前に引越し費用の相場を確認しておく
  • 部屋は可能な限り片付けておく
  • 即決できる予算がある場合は伝えておく

事前に引越し費用の相場を確認しておく

あらかじめ引越し費用の相場を確認しておくことで、提示された見積もりが妥当かどうかを判断しやすくなります。相場がわからないまま見積もりを受け取ってしまうと、その金額が妥当なのかどうかがわからないまま契約してしまい、結果的に高額な引越し費用を支払うことになってしまう可能性があるためです。

相場を判断する際は、距離や間取りから相場を調べておく方法がおすすめです。次の記事もご参考に、引越し先までの費用相場を一度確認してみてください。

参考:引っ越し費用の相場表・総額料金と金額目安

部屋は片付けておく

引越し見積もりの前に、できるだけ部屋は片付けておきましょう。訪問見積もりで荷物の量を判断する際に、片付けられないまま部屋に散らばっている荷物があると、引越し会社は正確な判断ができず運ぶ荷物の量を多めに計算されてしまうリスクがあります。結果的には、手配するトラックのサイズやスタッフ人数が増え、引越し料金が高くなる可能性があります。

また、屋内に荷物が散乱している状態だと、引越しの営業スタッフが正確な荷物量を把握するまでに時間がかかります。所要時間を抑えるためにも、なるべく荷物を片付け、まとめておくのがおすすめです。

参考:引越し見積もりの準備項目一覧 – 訪問見積もりは何をする?聞くことは?

即決できる予算がある場合は伝えておく

最終的に「○万円なら即決できます」という予算感があるのであれば、引越し業者に思い切って伝えてみましょう。価格交渉したり、複数の業者を比べたりすると見積もりにかかる時間は長くなってしまうので、この金額であれば決めます!という金額を伝えられれば、業者にとってもスムーズです。

もちろん、その価格で請け負うことができない可能性もあるので、提示する金額感は、先ほども記載したように引越し相場を確認したうえで検討すると良いでしょう。

同時に見積もり進める人が金額を安くするためのコツ

同時に見積もり進める人が金額を安くするためのコツ

相見積もりを数社同時に行う際に、とことん金額を安くするためには以下のコツがあります。

  • 意中の会社は最後のほうに見積もりしてもらう
  • 見積もり提示後に即決しない
  • 費用面以外でもサービスを受けられないか交渉する

1つ目のコツは「意中の会社は最後のほうに見積もりしてもらう」ことです。複数社同時に見積もりを行う場合、後の引越し会社に対して他の会社の見積もり費用を伝えることが可能になり、その金額をベースに価格交渉を行うことができるためです。

また、「このプランが良いかもしれない」と思っても、即決しないことも大切です。他社の見積もりもひと通り把握した上で、じっくりと検討して自分に合った引越し会社を選ぶことをおすすめします。

さらに、費用面以外でもサービスを受けられないか交渉することも、コツのひとつです。価格を安くすることも重要ではありますが、価格に含まれない部分でプラスアルファの対応をしてもらうことができれば、引越し作業が楽になったり、実質的に価格が安くなったりする可能性もあるためです。例えば不用品の有料処分サービスが無料になったり、梱包用のダンボールを貰える枚数を増やしたりといった交渉が挙げられます。

なお、複数の引越し業者へ連絡をとる場合は、「一括見積もりサービス」の活用が便利です。一度の連絡で最大10社の業者へ依頼できるので、問い合わせる時間を短縮することができます。

複数社同時の訪問見積もりについてまとめ

複数社同時の訪問見積もりについて、解説した内容をまとめると下記のとおりです。

  • 同時見積もりは不可能ではないが引越し会社によっては敬遠される場合もある
  • 同時見積もりは時間短縮や料金を安くできるメリットと、サービス内容や値引き交渉の時間が限られるというデメリットがある
  • 時間短縮や値段を抑えて訪問見積もりをするなら費用相場を抑えたり、部屋を片付けておいたりすることが重要
  • ・ 同時見積もりを行う際は、見積もりの順番を考えたり即決せずに複数社を比較したり、といった交渉のコツを把握しておく

本記事で紹介した内容を参考にしながら、ぜひ相見積もりを効果的に行ってみてください。